このタイトルで何度かお父さんの事を

書こうと思った事がある

それは、いくつになっても娘の私の事が

大好きで、いつもいつも自分よりも私の事

優先で 構いすぎて私に怒られ

それでもヘラヘラ笑ってご機嫌とろうと

また構って怒られるという 日常のパターン

それほどいつも愛してもらっていました

学生の頃からの友達には 

父の性格も知れ渡るほどきさくな父で

まだ携帯がないころは 私あてにかかってきた

友達からの電話の取次ぎの時にも

また遊びにきてやー 仲良くしたってなーと

いつもいつも友達と話したりして

仲良くしてたな^^

もちろん私だけにかかわらず

どこでも誰とでも仲良くなっては

すぐにみんなに好かれる父でした

最近では兄の野球チームの

メンバー全員とも仲良しで

兄に、俺の友達やのに

おやじのが仲良くしててむかつくわ(‐^▽^‐)

と言われた事もあるほどです


あの手術後、父が目を覚ますことはなく

手術から一週間後に息を引き取りました

本当に元気に入院して悪いところを直して

またいつものように仕事終わりに

自転車に乗っては動き回って

うるさいって位の大声で話して

みんなに叱られて エヘヘっと笑ってる時間が

あたりまえのように普通に続くと思ってましたが

一言も話す事なく

大好きなおうちに無言の帰宅でした

手術の結果がこうなる事は 誰も予想してず

主治医の先生ですら ショックで無念と

言葉を残されてました

もちろん主治医の先生とも仲良くなってたので

先生の姿が見えるたびに病室からでて

先生に手を振ってはにこにこ話をして

先生もそんな父の事が大好きだった

との事でお役にたてると喜んでたのに・・と

涙流されてました

前回ブログに書いたように 大手術ではあったけど

その専門で何十例としてる先生だったので

自分の中では得意分野、でもその自分が

経験した中でも 父の結果は過去最悪だったようです

いまさら原因や何やかんだといっても

仕方ないので 悔しい気持ちなどは色々ありますが

もぅそこはグッとしまう事にして

注射するのも痛いから 嫌やーといつもビクビクしてた

父だったので、目を覚ましたら少しの間痛い思いを

することもあっただろうに、あのまま意識が戻っても

あちこち飛び回る父が ずっとベッドの上で・・

とかも絶対に本人も 周りも耐えれないだろうし

そんな事を考えると 早すぎたけど 他の結果に

なるよりは良かったねと思うしかありません

そんなどこでも誰とでも仲良くなる父だったので

葬儀はたくさんの人がきてくれるのが予想できたので

町内会には 家族葬にするので参列を

ご遠慮していただくように書いたにも関わらず

本当にたくさんの方がきてくださり

全然家族葬ではなく、その誰もが父の事で

たくさんの涙を流し、本当にとっても人気のある

父だったのだなと改めて誇りに思います

意識がない時は 集中治療室にはいっていたので

家族以外の面会はできなかったのですが

父の友達がみんな会いたい会いたいと

おっしゃってくれたので毎日私たちが面会に

行くときに一人ずつ一緒に行っては

誰もが語りかけてくれました

驚いたのは 亡くなったあと我が家に

戻ってきた父に挨拶をと たくさんの人が

次から次に来てくれ

みんながみんな体や顔をなでながら

話しかけ涙してくれる事に驚きました


私も母も そこまでできる親しい友達って

いるのかなって感じで、私は今まで亡くなった

叔父などの姿をみるのも怖かったので・・

たまに行ってた居酒屋さんの店長夫婦さんも

話を聞きつけお父さんが好きだった

おつまみを作ってお家に来て下さり

奥様が最後に おでこにキスしていいですかと

いわれた時は本当にびっくりしましたが

そこまでできるのはすごいなと

ただただ驚きとともに

愛されていたんだなと思いました

写真を殆どとらない父だったので 遺影の写真が

あるのか心配しましたが、一枚だけ 

本当にいつもとかわらない笑顔で 

友達と映っているのがあって

とってもいい写真を遺影にすることができて

嬉しいです

仕事終わりに毎晩いってた居酒屋さんには

すでに姿を現したようで

そういうのが見える人が

いつものおじちゃんが笑って座ってる

と、亡くなったのをしらない人がいってたそうです

いつもいつもどこかをうろうろしては

手をあげながら大きな声で

挨拶していた父なので、すっかり静かになりました・・

今はまだ信じられないというか

また どっかうろうろしてるんだろなって

いう感じ程度なのですが、いつまでたっても

父が帰ってこないので

最近ではちょっとずつ理解できてきたところです

今はただただ 静かに時間が過ぎるのを待つばかり

彼氏さんとお別れして

寂しい気持ちの毎日で

そこに父もいなくなって・・・

人恋しさが倍増しすぎてます

今は誰でもいいから

とりあえず構ってください状態に

陥ってます