こんばんは!

発達個性がある子専門

学習講師水野のりあきです。


毎週水曜は学習塾向けの研修を

実施しています。

4(水)はどんな内容だったかというと


「言葉の発達〜言語学と発達心理学の観点から」


というような内容です。

一部チラ見せ↓


指導にすぐ活かせる!

分かりやすい!


と、ご好評いただきました。


その中でご紹介している重要なキーワード。


言語性リハーサルということについて簡単に紹介しますね。


言語性リハーサルとは

聞いたことや見たこと、指示や人の話を

そのまま言葉にして繰り返すこと


です。


言語性リハーサルは私たちが新しい物や単語を覚える時に使う方法です。


例えば新しく

greatという単語を習う場合、


それを綴りと合わせて「グレート」という言葉を、実際に言うか頭の中で繰り返して覚えようとします。


あとは例えば

「倉庫の一番奥に黄色いボールがあるから取ってきて」

というような指示があった場合

「倉庫…奥…黄色いボール…」


みたいに一部を言葉にして覚えようとします。



このように言葉で覚えようとする活動を

言語性リハーサルというんですね。


さて、この言語性リハーサルが発達と

どのような関係があるかというと…



言語性リハーサルが苦手だと覚えることが苦手。

ADHDは言語性リハーサルが苦手。

だからADHDは覚えるのが苦手。

(個人の経験をもとにした推測です)


あれこれ考えてしまうために本来考えるべきことを考えづらい、という傾向もあるからですが


そもそもこの言語性リハーサルを起こして覚える

ということをやってない場合が多いのです。


それでどのように覚えようとしているかというと


パッと見て覚える。


それはいくらなんでも無理!と思うことがかなり多いです。


なので「それは稀に見る天才にしかできないことだよ。」

と諭してます笑



言語性リハーサルについていうともう1つ面白いことがあります。


それは、正しく反復されない、ということ。

このことについてはまた次回、筆を改めたいと思います。


今日の生徒は中1でバレーに打ち込んでいる生徒さん。

県大会出場とのことでぜひ頑張ってきてほしい!




この仕事をしていると5年以上の付き合いがあるとか、10年近くその成長を見守るということがあります。

 

 

昨日は大学に進学し、その間も定期的に顔を合わせることのあった生徒からこんなご報告↓

 

「無事に内定もらいました」

 

この生徒は保育か幼稚園教諭か施設職員を目指して、学部や進路選択をしていました。

 

そして自分のやりたいことを

叶えた瞬間でした。

 

この生徒がどんな生徒だったかというと

おおよそこのような傾向のある生徒でした。

 

 

◇言語理解・・・言葉は読めるが意味が分からない

◇知覚推理・・・言葉の意味や文脈からの判断が苦手、図形の読み取りが苦手

◇ワーキングメモリ・・・平均並み

◇処理速度・・・平均並み

総合IQでみるとボーダーかそれ以上の、まさにグレーゾーン

の生徒でした。

 

教科書を読めるが内容が分からない、

文章題を読めるが意図が分からない、

 

など、相当苦労していたと思います。

 

中学2年生から言葉のニュアンスの理解と

自分の解釈と人の解釈の違いなどを説明し続けてきました。

 

高校3年生ごろから徐々に

言葉の使い方や表現方法が自己中心的でなくなり、

周りに配慮した言葉遣いをするようになりました。

 

それまでは僕が厳しかったようで

「話すのが上手になったよね」と伝えたら

「先生が怖かったのでそうやって言ってもらえるとかなりうれしいです。」

 

と話していました。

 

また、それまではあいまいで漠然としていた表現が

かなり具体的に伝えられるようになり、

今では150,000文字程度の卒業論文まで書くようになりました。

 

大学に進学してからも論文の書き方指導や

言葉の学習を継続し、

 

ますます表現の幅が広がったなと感心しています。

出会ったのが中学2年生で7,8年前ですから、

今となっては当時が懐かしいくらいです。

 

「卒業してからも何かあったときはzoomとかで相談してもいいですか?」

と聞かれたのはうれしいですね。快諾しました。

 

 

僕が担当するのは発達にアンバランスがある子が

ほとんどですが、そのような子たちであっても

進路や進学に関する悩みについては

他の子と変わりません。

 

この生徒は自分のやりたいことを

軸に、しっかり学生生活を送ることができたのも

1つの魅力だと思っています。

 

これからたくさん

乗り越えなければならないこともあると思いますが

頑張ってほしいなあ。

 

と、ぼやきながら今日はこの辺で、

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こんにちは。
今は洗足池からの移動中に昨日の授業についての振り返りを書いてます。

昨日は
中2ADHD男子
高1ADHD男子

の生徒でした。

高1生徒の方にかなりの
変化があったのでそのことをまとめていきます。

さてこの高1男子生徒

スタート時点ではこんな感じでした。
ameblo

まあ、一言でいうと
「言うことを聞かない」

生徒です。

※注
以前までは「生徒の意志を尊重していないようなことは書きたくない!」と思ってましたがそれとこれとは別問題と理解できたので
はっきり書きます。

まあつまり
・自己流に固執する
・指摘を受け入れない

ゆえに

・理解が進まない


という状態でした。

しかし
アドバイスを受け入れない

ので

お手上げ…

実はADHDの子たちの
理解の傾向は一言でいうと早とちり
なので

その早とちりについては
コントロール術を身に着けなければなりません。

そのためには
ワーキングメモリを鍛える努力も必要なのですが、

そのことについてはまた改めて。

さて今回の高1男子も

早とちりがすごくて
とにかく自分で
「こうだ」と思ったことは
ほぼ覆せなかったのですが、

最近授業の進行が驚くほどスムーズです。
これは驚きました。

例えば昨日は漢文の練習をしていたのですが、
前回練習した内容を完全に覚えていて
自分でも書き下し文が書けるようになっています。

これは一体何が起こったのか…?

振り返るに
やっぱり

自己流からの脱却

これができたのがとても大きい。

この生徒は今数Ⅰも勉強していますが、

三角比も
まずは言われたとおりに覚えることから始めたところ…

「先生?このときってこの公式…?」
と自信なさそうに聞いてきましたが


少年よ…それが正解だ……
(涙)


その後の計算では少々の計算ミスはあったものの、結果的に
方法は身についていて


これまでにない理解力を示してくれています。
テストが期待できる。


指示通りに実行する力


なんて今どき聞こえは悪いかもしれませんが、
そもそも自分で考える時点でイレギュラーを発してしまうタイプは 

まずは指示通りの、順序立てた実行が優先です。

こうした思考の形成は勉強を通して実生活や仕事にも活きることなので、

今のうちに鍛錬できるなら鍛錬はしておくべきかと。


余談ですが、
最近はあまり言葉を選ばず
自由に書くことを心がけています。

こうした内容が他の誰かにとって有益になれば幸いですが、

やっぱり言葉を選びすぎて漠然としすぎてましたね。。。

思ったままに、体験したままに書くのが一番だと気づきました。

それでは今日はこのへんで。