こんにちは。

発達個性がある子専門の

学習講師 水野統彰です。

 

昨日はオンラインで1件、対面で2件の授業でした。

(昨日は立冬だったみたいで激寒でした)

 

オンラインのほうは大学受験を目指す生徒。

順調に偏差値を伸ばしつつあるようです。

英語の長文をできるだけ早く正確に読む練習をしています。

 

さて、対面2件はADHDの傾向がある生徒さん。

 

うち高校1年生の男子生徒について今回は

振り返ってみたいと思います。

 

この生徒は小3からの付き合いで

かなり長いです。

 

個人的にはこれだけ長くお付き合いさせていただける

機会があってとても感謝しています。

 

学校だとどれだけ長くても6年、それも成長を追いかけられないので

貴重な経験だなと。

 

この生徒は前まで

こちらの指摘をあまり聞き入れてもらえなかったのです(笑)

 

が、最近は

・順序だてて取り組むこと

・地道な作業をこなすこと

・自分で分かったと思っても最後まで解説を聞くこと

 

など、こうした前提も込みで

アドバイスを聞き入れてくれるようになりました。

 

 

早とちりで出した結論を覆せない思考のクセ

 

さて、ADHDの特性というか考え方のクセについてこれまでの経験を交えながら

紹介していきます。

 

ADHDの傾向にあると衝動的に判断するため

俗にいう「早とちり」がよくあります。

 

今、小学3年生の男の子もいますが

この子もなかなかの「早とちり」がすごい生徒です。

 

早とちりそのものは良いのですが

 

問題は「周りの意見を受け入れられない」という点にあります。

 

流れとしては

 

水野「方法を示すのでそのとおりにやりますよ。」

生徒プンプン「あー!はいはい分かりました」

水野「とりあえず、一度正しい手順でやってみましょう?」

生徒プンプン「分かったから大丈夫です!」

水野「できるようになるためには、正しい方法を身につける必要があるよ。」

生徒プンプン「自分できます」

 

かたくなになってしまうんですね。

 

(なのでこういう生徒には早い段階で観念してもらってます)

 

 

なぜ、結論を覆せないのか?

推測な部分もありますが結論を覆せない理由として

 

「思考のプロセスを踏むのが苦手だから」

 

というのがあるでしょう。

 

ADHDの生徒は思考が一足飛びになっていることが多いです。

 

通常踏むべき思考のプロセスが思い浮かばなくなってしまうですね。

思い浮かばないというか、言葉にしていくのに苦戦しているイメージです。

 

だからどこでどうつまずいたかの検証が苦手ですね。

 

結果的に0→100思考になりやすいのかもしれません。

 

このへんに簡単に結論を覆せない理由がありそうです。

 

 

間違いに自分で気づくしかないのか?手順に慣れるべき理由

 

こういうわけで僕の生徒でADHDの性質がある子は基本的に

自分の意見を変えるのが苦手な子が多くいます。

 

とはいえ結果的に間違いに固執しても仕方がないので

 

何の練習をしてもらっているかというと

 

手順通りに進めることの練習です。

 

最近は特にこの意識を強く持つようになりました。

 

実際、手順通りに進めないと

失敗することが多く、

 

手順通りに進めると理解できることが多いからです。

 

もちろん、手順通りに進めるのは

それまでにない勉強の進め方ですから

相応に負担感も増えているかもしれません。

 

ただ、じゃあ彼らの

やり方や意見を尊重していることが

 

結果的に彼らにとってメリットになるかといえば

それは別問題です。

 

なぜなら

 

自己流でやってみる→ミスる→理由が分からない→できる範囲でやる→やらなくなる

 

結果的に自分でできる範囲を狭めてしまう気がするからです。

 

この辺優先順位で考えるとわかりやすいかもしれません。

 

1.まずは手順を身につけること

2.意志や考えを尊重すること

3.手順と照らし合わせること

4.やらせてみて失敗させること

5.次に向けてチャレンジすること

 

ということで共通して

手順を身につけることを最優先にしてます。

 

途中式を書いたり

短くてもいいから文章を作成してみたり・・・

 

継続的に取り組むことへの

トレーニングを勉強を通して実践しています。

 

まだまだ書きたいことはありますが、

まずはこのあたりで。

 

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発達の理論と実践を学ぶPDS(プラタナス発達スクール)

https://pdschool.lectea.jp/school/course/id/?course_id=2075

 

≪発達が気になるなと思ったら≫

https://kouyusya.com/2024/01/05/hattasu-platanuscolumn001/

≪検査について知りたい≫

 

◇WISCⅣのそれぞれの指標の意味を知りたい

 https://kouyusya.com/?p=2238

 

◇K-ABCⅡについて知りたい

 https://kouyusya.com/2023/06/08/differencek-abcwisc/

 

プラタナスの家庭教師について知る▼

https://home.tsuku2.jp/f/hattatsugrowth/platanusstudy

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こんにちは。

発達個性がある子専門の

学習講師 水野統彰です。


昨日は

対面1件、オンライン3件の授業でした。


そのうち2件ほどは

書字技能が苦手なお子さんですので、


今回は書字についてどこまで

指導すべきか

教えるべきか


取り組みを交えながらご紹介しますね。


学習障がいについてこちらを

ご覧ください。


https://kouyusya.com/2024/01/19/%e3%80%8c%e5%ad%97%e3%81%8c%e6%b1%9a%e3%81%84%e3%80%81%e3%81%84%e3%81%a4%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%82%82%e3%81%8d%e3%82%8c%e3%81%84%e3%81%ab%e6%9b%b8%e3%81%91%e3%82%8b%e3%82%88/


私たちのところでは

読み・書き・計算の技能について


学習障害の手前の

学習困難

を設けています。


その理由は


学習障害は厳密には

「他の技能やコミュニケーション、知的発達に遅れはないが、読み書き計算のいずれかが著しく困難となっている状態」

だからです。


ところがADHDやASDのような発達のアンバランスがある場合

読み・書き・計算のいずれか、あるいはすべてに課題が認められるときがあります。


ただ、これは厳密には学習障害とは異なるため学習困難と位置づけています。


前置きが長くなりましたが、ここから本題。

というか先に結論をお伝えすると、


学習困難にあるならば

読み・書き・計算については持続的に練習機会を担保する


というのが私たちの方針です。


それを前提にどこまで指導すべきかというと


無理なく続けられる程度に

練習を重ねる


が答えになります。

(答えになってないですね笑) 


どこまで求めるか、のほうが

正しいかもしれません。


ただ、

「字が汚いことについて恥ずかしいと思わせない」


ことのほうが重要です。


ほとんどの子は自分の字が汚いことを

わかってるんですね。


それにいくら気をつけてたとしても

崩れてしまうので、


自分ではどうともできないことのほうが

多いです。


そこに輪をかけるように

周りから

字が汚いと言われると

やはり書く気が失せます。


少なくともそこには本人なりの

努力のあとが見られることもあります。


こうした余計な一言を言わない

というのも

十分合理的配慮なのではないかと。


そのうえでどのようにして

練習していくか、ということについては


明日以降まとめていきたいと思います。





こんにちは、

発達個性がある子専門の学習講師

水野統彰です。


今日は全国的に雨ですね、

東京ももれなく雨です。


さて、午前中は
中1ADHDの生徒さんでした。

この生徒は
小5から授業が始まりました。

始まったばかりのことは
それはもう……語るも涙、書くも涙
というスタートでした。

今はむしろ感涙しそうになることが多くなるほど
めざましい成長を遂げています。


小5スタート時点で
・書字→鏡文字
    ひらがな❌️(特に「ぬ」「ね」)
    カタカナ❌️
    漢字❌️

・計算→1桁同士の足し算❌️
    1桁同士の引き算❌️
    カウントダウン❌️

・読み→小2程度

という状態でした。

授業が始まると
・わからない問題では紙を破ろうとする
・間違いを指摘されると怒る
・集中力は2秒

コミュニケーションは取れましたが、
授業中の態度は
お世辞にも良好とは言えません。
(まあ、僕の生徒は初めは大体そうなんですけどね)

そんな彼が今取り組んでいるのは

・漢字の書き順整理&漢字練習
・2桁同士のかけ算
・小5〜小6レベルの社会

です。
衝撃を覚えるほどの成長を見せています。

今では気分に左右されることもありますが
暗算も落ち着いてできるようなり

漢字の書き順指導についても
以前ほど
激昂することはなくなりました。

ところで書き順については僕も
そこまで厳密である必要はない
と考えてます。

それでも書き順指導するのはなぜか?

そのへんのことは日を改めたしるしたいとおもいもす。