3月11日の大震災から2ヶ月あまりが過ぎました。改めて、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
当日、自分はボートレース多摩川の実況を担当していて、レース場にいました。あと数分で次のレースの投票締め切りというときに地震があり、これまで体感したことのない揺れにびっくりしながらもなんとか地震発生アナウンスを入れたり、へっぴり腰で審判室のモニターが落ちないように支えたりしていました。
その日はそのまま以降のレースが中止に。電車が夜までほぼ動かずで、審判さんたちとともにレース場に泊まり、翌日帰宅しました。(自宅は本や物が散乱する程度で、なにかが壊れたりということはありませんでした)
震災以降、公営競技は開催中止となり、自分は連日テレビで報道される内容やスーパーから物がなくなっていく様におののくだけの情けない日々でしたが選手のみなさんは街頭に出て募金活動を行うなど積極的に支援のための行動をとっていました。
みなさん、大きな声で募金の呼びかけを行っていて、自分も本当に微々たるものではありますが募金させていただきました。テレビや雑誌などでも言われているように、直後の一時的な支援だけでなく、震災の記憶を風化させることなく継続した支援を行っていこうと心に決めました。
4月に入り、ボートレースもオートレースも被災地支援競走として再開しました。自分にできることは悲しいくらいに少ないですが、しっかりと前を見て、しかし無理をせず、やれることをやっていきたいと思います。自分も友人たちもみなさんもまた笑顔で桜を見られますよう。