「明暗」の難しい言葉 2 | 野村孝博のブログ

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 続きです。

 

「無残」

 「みじめ」と振り仮名がありましたが、通常は「惨め」です。注釈があり、「<みじめ>は普通は<無惨>と書く。意味にしたがった漱石の当て字。ほかに<惨憺>(『坑夫』)、<見惨>(『彼岸過迄』)という表記の例もある。」とありました。「無惨」を「みじめ」と読むのか調べてみると、出てくるのは「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨ばかりでした。当て字は外そうと思っていたのに、引っかかってしまいました。

 

「等閑」

 「なおざり」と読み、いいかげんにしておくさま。本気でないさま。「とうかん」とも読みます。

 

「前途遼遠」

 「ぜんとりょうえん」と読み、目的地までの道のりが非常にながいこと。目的の達成までの時間がながくあること。

 

「粧飾」

 「しょうしょく」と読み、装い飾ること。美しく飾ること。

 

「己惚」

 「おのぼれ」と読み、実際以上に自分を優れていると思い、得意になっている状態。「うぬぼれ」とも読みます。

 

「唆す」

 「そそのかす」と読み、その気になるように仕向ける。特に、おだてて悪い方へ誘い入れる。早くそうするようにすすめる。

 

「年歯」

 「とし」と振り仮名がありましたが、「としは」、「ねんし」と読むのが一般的なようです。年齢のことですが、古来より人間や家畜の年齢を測る指標が「歯の状態」だったことに由来する言葉だそうです。

 

「話頭」

 「わとう」と読み、話をするきっかけ。話のいとぐち。

 

「莨盆」

 「たばこぼん」と読み、茶席で客の緊張をほぐす「一息どうぞ」という心配りを形にした道具。「えっ、お茶の席でタバコ吸うの?」と思いましたが、現代では実際に喫煙することはなく、場を整え目印を示す役割をしているそうです。

 

「調戯った」

 「からかった」と振り仮名がありましたが、通常は「ちょうぎ」と読みます。からかい戯れるという意味。

 

「嬲る」

 「なぶる」と読み、弱い立場の者などを、面白半分に苦しめたり、もてあそんだりする。からかって馬鹿にする。愚弄する。

 

「蟠まる」

 「わだかまる」と読み、かがまりまがること。かがみ伏すこと。心がねじけていること。いつわりの気持ちや悪意をもっていること。心の中にこだわりとなっている感情。相手に対する何らかの不信。くねり曲がること。

 

「燄」

 「ほのお」と読み、燃え上がる炎や火勢の強い火のこと。

 

「懸隔」

 「けんかく」と読み、二つの物事がかけ離れていること。非常に差があること。

 

 続きます。