東京都知事選挙 | 野村孝博のブログ

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 6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選挙に、現安芸高田市長の石丸伸二氏が立候補を表明しました。と言っても、YouTubeなどを観ていない方からすると「誰?」という感じなのかもしれません。私自身もYouTubeで石丸市長の動画を拝聴してその存在を知りました。私が観た印象としては、ダレた議会に喝をいれる超改革派市長という感じで、市議の主張をズバズバ論破していくところはとても痛快でした。それが好評な上に、動画の投稿数も1日に数本と多く、再生回数は5000万回を超えています。私はその中の数本しか見ておりませんが、勧善懲悪のわかりやすい内容が受けるのもわかる気がします。

 

 現職の小池都知事は、どこかで国政に乗り換えてやろうという山っ気が常にありそうで、東京15区に出るなんていう噂を聞いた時には、出て欲しいなと思っていました。正直、出ないと聞いた時は、今度の都知事選については、「また、小池さんかぁ」と言った、諦めに近い気持ちになったものでした。

 

 しかしながら、その東京15区の選挙で小池都知事が応援に回った乙武氏の得票数を見ると、その人気にも翳りがみえはじめているのかなと思えました。そこへ来て、石丸氏の出馬表明です。これは盛り上がってまいりました。

 

 とはいえ、石丸市長については、正義の主人公という印象しかなく、その主観主張、政策は存じ上げておりません。小池憎しで違う方に投票するというのもおかしな話ですし、その辺りは冷静に見極めたいと思います。そもそも、国政を窺いながらの小池都政が、いや窺っていなくても気に入らないのですが、一市長が東京都知事を窺いながら仕事をするというのも誉められたものではありません。市長も一期しかやっていませんし、やり残した政策はないのかというところも鑑みておきたいところです。

 

 石丸市長は小池知事の対抗馬としては強力に見えますが、それはYouTubeあってこそ。インターネット上の盛り上がりは、個人的な感覚だと話半分くらいに感じていた方が良いかなと思っています。メインストリームメディアとインターネットの閲覧頻度によってそうした感覚も変わってくると思うので、対抗馬だと思っていたところが、実は大したことなかったなんていうこともあるでしょう。

 

 とはいえ、やっぱり楽しみです。東京15区で存在感を示した飯山陽氏も出馬してくれると面白いのですが、また候補者が乱立して、宇都宮健児氏あたりに漁夫の利を与えるようなことになっても困りますから、乱立はほどほどにしてほしいです。