水原一平解雇 | 野村孝博のブログ

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 アメリカ大リーグ、ドジャースは大谷翔平選手の通訳を務める水原一平氏を解雇した発表しました。球団は理由を明らかにしていませんが、アメリカのメディアでは水原氏が違法賭博に関わっていた疑いがあると報じているそうです。また、更には経歴詐称疑惑まで出て来ました。

 

 水原氏が違法賭博に使うために「巨額の盗み」に関わっていたとか、大谷選手の講座から少なくとも450万ドルが違法賭博の関連口座に送金されたとか言われています。どこまで本当なのやらわかりませんが、一部では大谷翔平選手が野球界を追放されるなんていう話まで挙がっています。

 

 水原一平氏については、大谷選手の通訳ですが、それにとどまらない方だと思っているくらいでした。2012年に岡島投手の専属通訳としてヤンキースに採用されるも、岡島投手が仮契約中にフィジカルチェックに引っ掛かり契約解除となったことから、同じく契約解除になっています。その後、帰国して北海道日本ハムファイターズの球団通訳となり、レーアドやマーティンの外国人選手の通訳や生活のサポートを務めたそうです。この頃に大谷選手とも知り合ったのでしょう。カープが煮え湯を飲まされた2016年の日本シリーズでは一緒に歓喜していたのでしょうね。ちょっと悔しくなって来ました。

 

 外国人選手の生活のサポートをしていた経験から、逆の立場の気持ちもよくわかり、アメリカでの大谷選手のサポートも行き届いた者だったのではないかと想像します。通訳だけでなく、運転手、キャッチボールの相手、ゲームの相手、オールスターゲームのホームランダービーでは捕手を務め、選手が家族と一緒に歩くのが通例となっているレッドカーペットでは大谷選手と一緒に歩くなんて言うこともありました。これだけの関係性だっただけに、開幕戦直後にこんなことになって残念ですが、大谷選手はもっと残念でしょう。

 

 今後、どうなってしまうのやらわかりませんが、ここまでの大谷選手の活躍は水原氏無くしてあり得なかったのではないかと思います。陰謀論みたいになってしまいますが、メジャーリーグであれだけ日本人選手が任期になれば、それを面白く思わないアメリカ人もいることでしょう。そうした輩に引っ掛かったような気がしてなりません。なんとも残念な話です。