低気圧の通過に伴い日本列島は日本海側を中心に寒気が流れ込み大雪や北海道東部では暴風雪になっているなど厳しい冬に突入していますが、ここ函館南茅部は風はけっこう強かったりしますが、雪は平年並みかちょっと少ないくらいですね。

 

来週は少し落ち着くようですから寒冷地のみなさん頑張ってしのぎましょう。

 

そんな今日はここ南茅部の特産品である「真昆布」についてお話したいと思います。

 

 

北海道にはそれぞれ特徴を持つ「昆布」が各地にあるわけですが、その中でも旨味が強く食材や調味料を活かすことに長け、料理に深みとコク、そして余韻の長さをもたらすのが、このみなみ北海道東海岸で採れる「真昆布」。

 

中でもここ南茅部で採れる「真昆布」はその品質の高さからその昔は皇室や国の有力者に献上されていて「献上昆布」とも呼ばれています。

 

 

しかし、天然の「真昆布」はここ数年、海の環境変化と2016年の冬にやって来た爆弾低気圧の大時化の影響もあり、激減し、ほとんど採取されていない状況が続いてきました。

 

でも漁業関係者の資源回復への取り組みが功を奏してきており、ようやく昨年から回復傾向がみられるようになりました。

 

天然はそんな状況なのですが、現在の南茅部の「真昆布」の水揚げはその9割以上が養殖になっており、年間約3,000トンの水揚げを誇り、国内の「昆布」生産の1位になっています。

 

 

出汁文化の日本、特に大阪など関西方面で消費されているわけですが、うどん文化圏では真昆布出汁が基本ですね。

 

あのチェーン店の「丸亀製麺」さんでも南茅部の「真昆布」が使われています。

 

 

そんな「真昆布」は世界的な和食ブームもあり、海外の料理界、水産関係者からも注目されており、欧州を中心に海外からの視察も増えてきています。

 

そんな折、函館の真昆布、サケなどの養殖事業にかかわる「函館マリカルチャープロジェクト」が主催で函館真昆布の啓発イベントが函館市内にある「国際ホテル」さんで開催されました。

 

長年、ここ南茅部の「真昆布」を取り扱ってきている大阪の老舗昆布問屋の土居さん、東京で和食店を営む林さん、函館で真昆布のことに関してはこの方と言われるほど真昆布を知り尽くしている北大の元教授で現在、北海道工業技術センター長の安井さんがパネリストとなり、日本の食文化を支える生産地を守る活動をしている団体「シェフズ・フォー・ザ・ブルー」の佐々木さんが進行役でパネルディスカッションを行い、「真昆布」は日本食文化においてどのような役割を果たし、どれほど重要な食材なのかということが語られていました。

 

 

その南茅部の「真昆布」は、現在、この冬の寒さの中、養殖真昆布漁家さんが沖の施設に出て「選り(すぐり)作業」をしています。

 

夏に収穫される「真昆布」は、前年の初冬に種付け作業が行われ、漁家さんの愛情いっぱいに育てられます。

 

 

種付けから約2ヵ月が経った現在はこのくらいに成長しています。

 

ひと株から何本も生えている「真昆布」をまず、7~8本程度に間引きします。

 

そして、成長具合を見ながら最終的にはひと株5本程度にして、さらに成長を促し、夏に収穫します。

 

 

そして、この一月からさらに3ヶ月ほど経って間引かれ収穫されてくるのが当社で「若芽昆布」として販売しているフレッシュな味わいが楽しめる「早どれ真昆布」です。

 

 

和え物にしたり、細切りにして昆布そうめんにしてサラダ感覚で食べても美味しい。

 

そして、さらにこの「若芽昆布」をふんだんに使用しているのが昨年末に発売以来リピーター続出の人気になっている当社の「縄文カレー」です。

 

 

 

ひと味違うのはやはり「真昆布」の旨味ですね。

 

先述の「真昆布」のイベントでも来場者との意見交換で、函館市内で洋食店をされている方が、カレーに真昆布出汁を加えたらお客様から非常に評判が良かったとお話されていました。

 

そうだと思います。

 

 

当社の「縄文カレー」には是非、惣菜のフライ製品を合わせてご購入いただきトッピングしてお楽しみいただきたいですね。

 

 

 

付け合わせには生シイタケ入り真昆布のうま煮もおすすめです。

 

皆様のご注文を心よりお待ちいたしております。

 

そして、今月の当社直営「函館本通店」ですが、

 

 

野村店長のおすすめセレクト商品はやはり今月も「縄文カレー」です。

 

「函館本通店」でも常連のお客様から美味しいと評判とのこと、うれしいですね!

 

函館市街地において目印となる「五稜郭公園」から当社直営「函館本通店」までの詳しい道順はこちら(過去ブログ)

 

是非、お立ち寄りください。

 

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