こんにちは。
理学療法士の小川剣悟です。
今回は1月21日に行われた野球肘検診に参加させて頂いたので報告をさせていただきます。
横浜市(港南区、栄区、南区など)で活動している小学生野球チームを対象に行い、参加人数は総勢300名ほどでした。
実施内容としては
①医師によるエコー検査
②医師による圧痛などの理学所見
③理学療法士による可動域や姿勢の評価
が行われ、順番に各ブースを回るような形式です。
医師による診察で何か問題が見つかれば整形外科受診を進める流れです。
理学療法士の評価内容は
①胸椎(胸の背骨)の後湾角度→猫背になっていないか
②肩関節の可動域評価
③肘関節の可動域評価
④股関節の可動域評価
この4つの評価を実施しました。
検診を実施していく中で実際に何名か野球肘やその他スポーツ障害疑いの選手がおり、保護者やコーチを交えながら医師から症状の説明を受けていました。
スポーツをしているしていないに関わらず、ケガのリスクを早期に発見し予防できるのはとても良いことです。
私自身としては実際に医師のエコー検査を間近で見ることができ、とても有意義な時間となりました。
********************************************************
ここからは理学療法士として今回の検診で感じたことを書きます。
評価を実施していく中で感じたのは、なかなか良い姿勢の選手がおらず、ほとんどの選手が猫背の姿勢になっていることです。
良くない姿勢は全身に影響を及ぼし、選手としてはパフォーマンスの低下にも影響します。
また、姿勢は筋力低下や柔軟性の低下も引き起こすと言われています。それほど日々の姿勢は重要なのです。
私自身も理学療法士になってたくさんの方を見ていくうえで、姿勢の重要性を日々痛感しています。
正しい姿勢を知り、正しい体の使い方を習得すればケガをすることを予防でき、より良いパフォーマンスが発揮できるようになります。
野村医院にはケガをした選手がリハビリに来てくれていますが、選手たちを見るたびにまだまだ伸びしろがあるなと羨ましく思います。自分がサッカーをやっていた時に今やっていることを実践していたら、日々の姿勢を意識していたらケガを予防することもできて、もっと上手くなれたのかなと思い、少し落ち込みます(笑)
なので今ケガをしている選手は落ち込まず、さらに成長するチャンスだと思ってください。
なかなかそういった気持ちになることは難しいかもしれませんが、ケガをしている時間は成長するチャンスです!
後悔のないように頑張ってください!