先日、NHKは今年2022年の
大みそかに放送する「第73回NHK紅白歌合戦」
の出場者を発表しました。いよいよ暮れが押し迫って
来た! という感じですね。
そんな中、新聞に載った「出場歌手」の名前を見て、ため息が…。高齢者の私には「あ~あ、ますます演歌が遠くなる」。
そして数日後――。朝日新聞の声欄「かたえくぼ」
(11月18日付朝刊)には、笑うに笑えぬ、いやいや
笑いましたが、まさに同感!!
(引用します)
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かたえくぼ
『紅白出場歌手発表』
演歌が遠歌になった
―― 老夫婦
(山口・復活パンダ)
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歌手として私が知っているのは、
「紅組」は石川さゆり、坂本冬美、天童よしみ、水森かおり
「白組」は郷ひろみ、純烈、三山ひろし、山内恵介
それに、特別企画の氷川きよしの計9人のみ。
(あと数人は、テレビに映っていたのを見たことはありますが)
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このメンバーを見る限り、不満が募るばかりですねぇ――
なぜなら、「受信料は300円でいい」という見出しが躍る(先日発売された)「週刊ポスト」の記事にうなずきながらも、律儀に2カ月に一回、きちんきちんと「4400円」を払っている(払わされている?)私としては、ひとこと言いたい。
つまり、その年の「はやりうた」を選抜して放送するのはまあいいとして、昭和を生きてきた高齢者のために「演歌」を主とした歌合戦も続けてほしいもの。
でも、世の中が変われば歌も変わるか――。そこで、「今年という時代」をベースに考えれば、ムリは言えないか? となれば、このへんで「新企画」を考えてみてはどうだろう。たとえば、
・一部 「なつかしのメロディー 演歌とともに」
・二部 「若き人たちの歌声 今年のメロディー」
といったタイトルで、年末を締めくくる。
そして、“時代”を考慮し「紅白」のタイトルはなくす。
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いやいや、そんなことNHKは考えないよ――。というのなら仕方なし。これまでと同様、大みそかは「民放」にがんばってもらうしかない。「演歌の競演、昭和から令和まで…」と題し、懐かしい歌謡曲で高齢者を“なぐさめて”もらいましょう。むろん、「週刊ポスト」にならって受信料は300円ですよ!
と言いつつ、私にもNHKに多少寄り添う”老爺心”があります。ですから最後に言っておきますが、これはめくじらを立てるような話ではありません。世の中にはもっと大事なことがありますから、りんどうのたわごとと思っていただいて――
起立! 「意識」を変えなければならないこと
この世には、山ほどあります。
(記 2022.11.19 令和4)