毎年この時期には、枚方市立中央図書館1階平和資料室では特別展が開催されています。
今年は、『戦争日記』~ウクライナの絵本作家が侵攻直後から鉛筆1本で描いた戦禍のドキュメンタリー~と題して、
オリガ・グレンベンニクというウクライナの絵本作家の作品の展示展です。
今日まで休みの夫と孫と一緒に行ってきました。
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、現在でも続いています。大勢の市民が国外へ避難しています。
ロシアによるウクライナ侵攻前夜から始まる地下室での避難生活、ハリコフ(ハルキウ)からリヴォフ(リヴィウ)、ポーランドを経てブルガリア逃れる過程を絵と文章でつづった、鉛筆で描かれたドキュメンタリー『戦争日記~鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々~』(河出書房新社刊)2022年9月に出版された本から日記25点のパネルが展示されています。
「アンネの日記」を思い出してしまいました。
オリガさんは、9歳の息子と4歳の娘とともにブルガリアへ逃れたわけですが、お母さんと夫はウクライナに残ったわけです。
こどもたちとの日常生活が、非日常になり、不安な生活の様子が短い文と絵で表現され、リアルに伝わってきます。
どうしても、遠い国の出来事となってしまいがちですが、このようなパネル展を通して、少しでも身近に感じることは大切であると思いました。
撮影禁止なので、もらったリーフレットを紹介
わたしがこの日記を書くのは「戦争反対!」と叫ぶためである。戦争に勝者はいない。そこにあるのは、血、破壊、そしてわたしたちひとりひとりの心の中にできた大きな穴だけだ。(リーフレットより)
戦争はあってはならないものであることを、為政者は自らの行動で示すべきではないでしょうか。
戦争反対! 核抑止力なんていらない! 平和な社会を!