先週の金曜日12月3日は、一般社団法人 多文化教育研究所 主催のセミナーに参加してきました。それも町田市文化交流センターまで行ってきました。

 

1:相模原市立の夜間学級の設置に向けた取り組み(本年4月から市立中学校分校とし開校)

  他市から通学できる広域的な取り組み(11市3町から)

  広域的な取り組みは県教委が主体であること

  県立高校の借用及び教員の支援を受け入れる

 

大阪府内には、11の夜間中学があります。北河内だと、守口市立さつき学園夜間学級があり、枚方市在住の人は、さつき学園夜間学級に通っています。

現在約130人の生徒が在籍しているそうで、枚方市からは23人が通学しているそうです。夜間学級は9年在籍できるのですが、就学援助は6年限りということがあって、延長を要望した事もありましたが、6年前からは、在籍している間は就学援助を受けられるようになっています。よかった!

質疑応答で新しく知ったことが1つありました。高校を卒業していても、夜間学級の学びが必要であると判断すれば、夜間学級に入れるということです。

とにかく、夜間学級のニーズはまだまだあるということですね。

相模原市の夜間中学設立に向けた活動をされてきた「相模原の夜間中学校を考える会」代表者からも具体的な取り組みを聴くことができました。

当たり前に守口の夜間中学があると思っていたので、このような取り組みをされているのを聞くと、活動をされてきた先輩教職員に敬意を表さずにはいられないですね。

また、今度夜間学級の参観に行きたいと思いました。

 

2:外国人労働者問題に詳しい指宿昭一弁護士のお話「外国人の人権問題と労働問題」

自己紹介から始まり、①ウィシュマさんはなぜなくなったのか? ②技能実習生に対する人権侵害 ③外国人労働者問題 について詳細に話されました。

 

技能実習制度は廃止すべきであり、特定技能制度を改革して、労働者を受け入れて定住化を求めていく。経済政策の中で、外国人労働者を考えて行かなければならないと。

現在では、奴隷のような扱いをしていて、人権侵害の何者でもない。

移民に対する日本の考えは、管理と排除の政策であり、日本で受け入れるという考えがない。都合の良い労働力としてしか見ていない。政府は、多文化共生については何も考えていない、ということ。戦後の入管制度は、外国人を敵視し、排除する考え方であって、それから何も変わっていないのが現実。

 

自治体は、実際に住民として暮らしている人たちですから、多文化共生を実現させていかなければならないのです。つくづくひどい国だと思ってしまいます。

指宿弁護士は、そんな国を相手にし、在留特別許可を得るため等、人権侵害と闘っておられます。

 

約2時間半の間でしたが、多くのことを得ることができました。

対面での学習会は、最近あまりないので、関東までいっちゃいましたが、途中素晴らしい富士山を見ることもできたので、日帰りの旅も良かったかなと思っています。

今年は何回か東京へ行きましたが、晴天での富士山は初めて!

それも初冠雪⛄ テンションアップ!