8月7日(日)午後は

茨木市福祉文化会館で開かれた学習集会に参加しました。

・地域・校区で「障害児・者」の生活と教育を保障しよう茨木市民の会

・教科書問題を考える北摂市民ネットワーク

・サポートユニオンwith YOU

の三者の共催

既に茨木市教委は、来年度から文科省通知通りに支援学級での授業時数週の半分以上にする方針を通知し、7月に保護者に意向打診を行い、11月に同意シートの提出を指導しているとのこと。

先陣を切っているのは、もちろん枚方市教委であるため、何か質問でもあれば…とも思いましたが、片岡さんの資料は、本当に多く用意されていて、枚方市の教育政策で他市にまねさせたい、というのも紹介していただいていました。

改めて、通学ガイドヘルパー、常勤看護師については他市がやっていないことを知りました。

枚方市と茨木市については片岡さんが、北摂の市議会議員がそれぞれ報告していました。

 

私自身は、通級指導教室が設置されることに反対するものではありませんが、危惧するのが、支援に行く子・通級に行く子と、子どもたちの中に分断が生じるのでは?ということです。

支援学級での授業時数の週半分以上は、絶対に反対です。

地域の学校に入学する支援の必要な子どもたち、集団で育ちあうことを願っているのに、通常学級で過ごす時間が減るのは、何のために入学したのかわからなくなりますよね。

「ともに学び ともに育つ」ってやっぱり一緒にいる空間と時間の質と量だと思っています。支援学校のミニ版の支援学級ってなんなんでしょうか。分離教育を学校に持ち込むのは反対です。

インクルーシブ教育を推進しようとしている文科省が、分離教育にお墨付きを与えるなんて、矛盾していますよね。

 

私が伝えたことは、枚方市における通級指導教室設置の考え方、非常に乱暴なやり方でスタートしたが、その後の多くの保護者の力強い行動が市教委を少し軟化させていること。

 

研究者の意見も納得いくものであって、支援学級というものが学校からなくなった時の、障害のある子どもたちへの合理的配慮ってどんなことだろう? やっぱりマンパワーが必要で、支援学級設置でなくても人を増やすことができる方法って、何かないのでしょうか。

 

とりあえずまだまだ、この課題解決できそうにないですが…

文科省通知から顕在化した課題について、原点に戻ることも含めて、真摯に向き合い、多くの人としっかりと考えていきたいです。