8月4日~6日

3年振りに原水禁広島大会に、原水禁枚方地区実行委員会として参加しました。枚方市職員関係組合が事務局を担っていただき、全員で7人と少ない人数ではありましたが、充実した3日間となりました。

 

4日9時半に枚方市駅で結団式を行い、枚方市原爆被害者2世の会から千羽鶴を託されました。

 

広島に着くとまず、みんなで昼食広島焼きを堪能。

おおさか平和人権センターから資料をもらい、それぞれホテルに一旦チェックインをして、平和公園「原爆の子の像」で待ち合わせをし、託された折り鶴を捧げました。

今回山田府議会議員が団長です。

 

そして、折鶴平和行進に出発

暑い毎日ですが、広島もやはり暑かった!

原水禁広島大会開会総会会場の県立総合体育館までは約1.5km。短い距離なので、「暑い暑い」と言いながらも、先頭の方を歩くことができたので、早く着きました。

 

大会は、福島報告、被爆者の訴え、高校生活動報告、海外ゲストスピーチ、ビデオメッセージと盛沢山の内容でした。

被爆者の訴え:93歳の切明千枝子さんの語りは、ストレートにその時の状況が伝わる内容でした。2019年から証言者としての活動を始められたそうです。

高校生活動報告:高校生平和大使がそれぞれの活動の報告をしてくれました。全員女子でした。

「私達は微力であるが、無力ではない」という言葉は、この高校生大使から初めて聴いたのを思い出していました。

 

5日は、分科会「平和と核廃絶Ⅰー改憲と敵基地攻撃能力」に参加

当初の講師前田哲男さんはぎっくり腰で、代わりに飯島滋明さん(名古屋大学、憲法学・平和学)が新たな資料で語っていただきました。「敵基地攻撃能力」はありえないことで「反撃能力」に変更されている。

まず、台湾海峡を巡って中国と米国が武力衝突の危機感?

この図を見てわかるように、第1列島線日本が米国の盾になっている状況(中国側からいうと基地があるところが攻撃対象になるので、日本全土に広がるのでは)

安保法制によって、自衛隊が武力行使できる状況

憲法に自衛隊が明記されれば、現時点でも自衛隊に入隊する人が減少しているのに(安保法制、自衛隊を維持するために徴兵制の可能性が高くなる。

1962年10月のキューバの危機 核戦争1歩手前で回避を何度も例に挙げられていました。

特に今旧統一教会との関係で、①「緊急事態条項」の新設 ②家族保護の文言追加 ③「自衛隊」の明記 が明らかに自民党の憲法改正草案が影響を受けていることが明らかになっていることも言及されました。

最後に「主権者」としてどう向かい合うのか

「子どもや孫の世代が平和で幸せな生活を送ることができるかどうかは、今私たちがどのように政治に向かい合うかで決まる。」という言葉。そのつもりで、私も・・・!

 

午後の分科会は、「話芸で学ぶ 平和と核」

講談 田辺一乃 「第5福竜丸」「曲馬団の女」

落語 古今亭菊千代 「国策落語って」「禁演落語」

全演目をちゃんと聴くことができなかったのですが、女性二人の企画は素晴らしいですよね。

 

6日は、7時半ごろから、原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参加しようと平和公園に行きましたが、3年振りの今年は、会場には招待状のある人だけしか入れないことになっていました。

この位置から黙とうをしました。式典の様子は声が聞こえないので全然わからず、とりあえず一周してみたら、スピーカーから聞こえてくるかも・・・で最後にスマホにNHKのアプリがあることを思い出し、子ども代表の「平和の誓い」を観ることができました。

「今度は私たちの番です。

被爆者の声を聴き、思いを想像すること。

その思いをたくさんの人に伝えること

そして、自分も周りの人も大切にし、互いに助け合うこと。

世界中の日の目に、平和な景色が映し出される未来を創るため、私たちは、行動していくことを誓います」

こども代表の平和の誓い・・・感動です。

毎回、平和への思いを新たにする原水禁大会です。

この国が、核兵器禁止条約を批准しないのが本当に信じられないし、悔しいです。

 

広電は、新しくなっているのが多く感じたので、思わず古いタイプを写真に収めました