7月24日(日) 大阪教組女性部の夏期学習会に参加しました。

学習会1

家庭内暴力と「生命(いのち)の安全教育」~子どもを加害者にしないために~

講師 西澤 哲さん(山梨県立大学教授)

 

パワーポイントを使ってのお話だったのですが、裏話もあったりして、時間内には全ページを網羅することはなく、途中は端折って最後のページに行きつきました。

 

「生命(いのち)の安全教育」私も取り上げていますが、文科省で推進している「こどもたちを被害者にも加害者にもしないための教育。 被害者と加害者を並列に扱うのに違和感があると。

「安全教育」のベースの1つが大阪市立小学校の教育実践で、「同 和(解放)教育/人権教育」の歴史が前提になっている。

「被害者にしないための教育」:学校へのCAP導入のとりくみ(大阪市立小学校の教育実践) 人権教育などの基盤が必要

 

「加害者にしないための教育」というけれど、暴力加害者(含性虐待)の成育歴や心理的特徴に関する理解の不足があり、「教育」のみでは不可能であり、様々な領域との協働が必要

 

文科省では、性教育に対する「はどめ規定」(性行為は取り扱わない)があり、性に対する歪んだ反応で、早急な改善が必要と検討委員として主張されたが、結局は、はどめ規定は変わらず。

(統一教会の純潔教育が関わっている?高橋史郎も)

 

性暴力をどう理解するか? 「性」なのか「暴力」なのか。

 暴力に重きがある。性暴力(性虐待)は力による支配である⇒非暴力の教育が必要である。

性行動と家族関係を分析すると、家族との親密さが薄いと、性行動開始年齢は早い、セックスパートナーの数が多い、避妊の回数が少ない傾向がある。これは教育以外の要素。

など重要なことは述べられて、時間が来たので、山梨に帰っていかれました。

 

学習会2

「性教育」の実践交流

8つの実践のうち2つの実践をから学びました。

1つは、「性別思い込みあるある」

小学生用の教材ですが、塩安九十九さんと一緒に大阪市教研が制作した5分以内の動画を見て、色々考えるものです。

よくできていて、指導案も提供されているので、即実践ですね。

 

 

 2つ目は、豊中市教委のジェンダー平等(男女共生)教育教材

「To You」から、「みんなちがってみんないい」

こんな教材が枚方市教委でも作れたら・・・と6月定例月議会で取り上げました。

現役の先生たちの報告を聴き、興味ある内容にワクワクしました。私にとって有意義な夏期学習会、楽しかったです。