11月5日(金)

北河内地区教職員組合 教育改革フォーラムが、枚方市総合文化芸術センター小ホールで、開催されました。

昨年に引き続き、開催されたことが嬉しいですね。

 

北河内地区教組副議長の司会で、始まり、議長の門真市教組委員長の挨拶、来賓紹介とあいさつで、大阪府教職員組合書記次長の松風さんの挨拶、そして私が挨拶させていただきました。(前回のブログで挨拶文掲載しています)

基調報告は、大東市教組委員長(北価値地区教組事務局長)が行いました。

「教え子を再び戦場に送るな」の日教組のスローガン

コロナの影響で、集会等参加することがなかったので、改めて新鮮に感じてしまいました。

「私たちは、子どもたち一人ひとりの『ゆたかな学び』を保障、『生きていくために必要な学力』の保障に努めています。とりわけ、厳しい状況に置かれた子どもたちの学習権を保障することは、大阪の教育の根幹をなすものです。」(基調報告から抜粋)

そうですよね。久しぶりにその様な言葉を聴くと背筋を伸ばさなきゃ、と思いました。

 

そして講演。テーマは

『「先生、ほんまに困ってる人に渡したいねん」

-子どもたちと駆け抜けた1年間ー』

~ここから始まったアフガニスタン支援~

講師:桐生佳子さん 「RAWAと連帯する会」事務局長

 

2003年、東大阪市の小学校で6年生の担任になった時、その1年間をつなぐ学習内容を考え、その時関心を持っていたアフガニスタンを総合的な学習で取り上げられました。

2枚の写真を子どもたちに見せることから始まった学習

子どもたちは「写真の子どもの状況から、自分たちに何ができるか」を考えました。

物は送るのが難しいことがわかり、お金を送ることにしました。そこで、どうやって集めるのか、考えたことを実行しました。地域の方々、保護者の協力を得、37万円を集めました!

集めたお金をどこかの団体に渡して、アフガニスタンのために、ではなく、ちゃんと渡してきてや、と言う子どもたちの願いを桐生先生は実行しました。6年生を卒業させた後、初めてアフガニスタンへ。

 

 

 

教室が整備されていないので、外で勉強する子どもたち

扇風機、椅子等、教室などを現地で調達して贈る

教室の壁に、高井田東・日本 と…子どもたちの笑顔がすてき!

 

このことを機に、桐生さんは退職後の2006年に「RAWA(アフガニスタン女性革命協会)と連帯する会」に入会し、本格的に活動に加わり、アフガニスタンに5回、難民キャンプがあるパキスタンに12回と現地に赴いてきました。アフガン女性たちと交流を重ねながら、平和と正義そして女性の権利実現を求める活動を支え続けています。

以下は、写真で紹介 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在のアフガニスタンは、再びタリバン政権下に

難民がまた増えることになっているようです。

 

 

 

思いのこもった話に、私自身も前を向いて歩んでいかなければ、と元気をいただきました。

RAWAの活動についても丁寧に話していただき、理解が深まりました。有意義な時間をありがとうございました。

 

耕文社出版 編著 清水愛砂・前田朗・桐生佳子

「平和とジェンダー正義を求めて」 アフガニスタンに希望の灯火を 

の本も買っちゃいました。