2月15日から、3月定例月議会に向けて委員協議会が始まっています。

 

15日は、私が所属する総務委員協議会でした。

案件は…

1)令和3年度防災のとりくみについて

 〇自動音声配信システムの導入、ICTを活用した情報発信の充実

 〇防災協力農地の登録促進

 〇避難所開設・運営訓練の実施促進

 

2)人権施策に係る計画の策定について

 〇(仮称)枚方市人権施策基本計画の策定について

  枚方市人権尊重のまちづくり条例が2004年に制定されてから、審議会は開かれていても、具体化するものがなかったように思います。この間、人権に係る課題は、さらに複雑化するなど山積している状況だと思っているので、基本計画ができることを歓迎します。個別課題の条例も考えていかなければならないと思っています。

 〇第3次枚方市男女共同参画計画改定版の策定について

  改定のポイントが5点あり、①性の多様性への理解促進を、男女共同参画の中に位置づけ ②DV対応部署と児童虐待部署との連携強化、DV相談窓口の周知の強化 ③市職員の長時間労働抑制と、育児・介護に係る休暇等について性別にかかわらず取得しやすい環境整備 ④養育費確保などひとり親家庭への支援強化、多様な家族に対する差別や偏見の解消に向けた啓発の取り組み ⑤大阪府等と連携した民間事業者における女性登用の促進に向けたとりくみ

 

 特に、性の多様性への理解の促進を位置づけることができたこと、多様な家族に対する差別や偏見の解消に向けた啓発は、私自身がとりくんできたことであり、あたりまえと言えばあたりまえだけどうれしいです。

 DV相談窓口の周知については、以前からも要望していた商業施設のトイレへの名刺版カードの設置については強調いたしました。

 

3)地域への補助事業等の見直しについて

 〇自治会館建設等助成事業の見直しについて

  助成メニューである「新築」、「建替え」の限度額を700万円に増額(助成率は3分の2)。新たに「改修」メニューを創設。

 〇校区コミュニティ協議会への補助事業等の見直しについて

 〇地域づくりデザイン事業の見直し

  より多くの校区が活用できるよう、申請手続きの負担軽減や補助金上限額の見直しをする。

 〇地域との協働の推進に向けた今後の取り組み

  今年度で地域担当職員制度を終了し、市民活動課のマッチング機能強化による、さらなる地域との協働の推進を図る

 

4)スマートシティ化の推進について

  スマートシティとは、歳や地域の機能やサービスを効率化・高度化し、生活の利便性や快適性を向上させるとともに、人々が安心・安全に暮らせるまち(総務唱)

  スマート自治体とは、システムやAI等の技術を駆使して、効果的・効率的に行政サービスを提供する自治体(総務唱)

  快適性・利便性を向上させ、市民生活を豊かにする(生活の質の向上・持続可能なまちづくりをめざす。

  スマートシティ化推進に向けた事業:スマート街路灯による実証実験・シェアサイクルを活用した実証実験

  

5)長期財政の見通しについて

  算定期間:2020(令和2)年度~2032(令和14)年度

  対象会計:普通会計

  新型コロナウイルス感染症の影響による税収減に加え、投資的事業が集中するものの、実質収支については期間を通じて10億円台の黒字を維持できると見込んでいるとのこと。

  市債残高については、2027(令和9)年度をピークに、その後は減少していくと見込んでいるとのことです。

 

6)令和3年度機構改革の実施について

  ①よりわかりやすく、効率的・機能的な健康・福祉・保健施策推進体制の整備 

  ②施策・事業の総合調整・推進体制の強化

  ③市有建築物と学校園等の施設の整備に関する業務の一元化

  ④行政課題の対応を強化する、より効果的ぢ機能的な事務執行体制の整備等

 

  様々な意見が出ましたが、ちゃんと現場の声を聴きながら考えるべきではないか、という意見に同意し、例年機構改革をおこなっていたら、変更した場合の課題は事前に見えているものもあったように思うものもあり、その改革の重要性を感じられない、という会派の中の意見も伝えました。

  枚方市国際文化財団が3月末に解散するのですが、財団が果たしてきた役割をどこが引き継ぐのかを確認しました。時間が押していたので、「国際化施策に関する考え方~違いを認めあい、みんなで創る、 多文化共生のまちへ向けて」の推進計画等を要望したかったのですが、確認だけで終わり中途半端になってしまったことを反省しています。担当部署と課には後で伝えましたが…

 

7)人事制度に係る方針の改定(案)等について

  〇枚方市人材育成基本方針の改定

  人事評価制度の見直し、実効性のある研修等への取り組み、危機事象に備えた人材育成、等々、様々ん取り組みにより、社会変化に的確に対応できる人材育成を推進。

  〇枚方市職員定数基本奉仕の改定

  行財政改革プラン2020との整合性を図りつつ、職員数の適正化等により効率的な組織を実現するとともに、人件費の抑制を進める。

  〇感染症の対応業務に係る管理職員への手当の支給

  対象職員:保健所等の管理職員

  対象業務:感染症の蔓延に伴う緊急事態措置の実施期間中における当該感染症の対応業務

  

8)内部統制制度の導入について

  市民に信頼される基礎自治体として、将来にわたって質の高い行政サービスを継続的に提供していくための仕組みの1つとして、2021(令和3)年4月から、内部統制制度を導入。

 

9)枚方市イノシシ被害防止対策補助事業について

  〇森林環境譲与税などを活用した森林環境保全事業の構築をめざす。

  〇耕作農地等に防護柵の設置(被害防止対策)する経費の一部を補助。

 

以上9件でした。

 

そして、ペーパーレス会議として、タブレットの使用が始まりました。しばらくは、紙資料との併用となりますが、自分のPCからもダウンロードができるので、重たい資料を持ち運びする必要がなくなりました。よかったです。