12月22日(月) 12月定例月議会最終日となりました。

追加議案がありましたので、まず追加議案を審議し、人事案件、意見書の採択を行いました。

議案:

〇津田中学校長寿命化改修工事請負変更契約締結

 今年度夏季休業期間が、新型コロナウイルスの影響で短縮され、施工できなかった外壁及び内部の改修工事の一部について、2021年度の夏季休業中機関に施行するため、工期の変更を行うため。

 

〇訴えの提起

 枚方市は、行政財産の目的外使用許可の手続きをとって、枚方市職員労働組合に対し、枚方市職員会館の一部を同組合の事務所としてその使用を許可してきた。しかしその使用をめぐって枚方市が同組合に対して行った行為の中に、労働組合法(団体交渉の拒否・組合への支配介入)の不当労働行為があったとして、同組合が、大阪府労働委員会に対し救済の申し立てを行った。(2019年1月18日及び7月8日)

 枚方市としても、大阪府労働委員会において、行政財産の管理権に基づく枚方市の行為の正当性を主張してきた。

 2020年11月30日付で、同委員会において、枚方市の行為の一部が不当労働行為として認定され、救済命令が発せられたことから、大阪地方裁判所に対し、その取り消しを求めて訴えを提起する。

 

〇和解案の受諾

 藤阪小学校管理棟外壁他改修工事、平野小学校管理棟外壁改修他工事、樟葉西小学校教室棟内建具工事及び香里小学校北教室棟た解体工事に係る賠償金について被告が支払いの請求に応じなかったため、枚方市が2019年10月17日、大阪地方裁判所に、本件債務の支払いを求める訴えを提起。2020年10月2日に弁論が終結したが、被告から和解の申し入れがあり、和解案を受諾する。

 

〇令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第13号)

 新型コロナウイルス感染症への対応として、ワクチン接種に係る体制確保経費の補正96,803千円(10/10国) (ワクチンの接種開始に備えたシステム改修などの必要な体制整備に係る経費)

〇人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求める

 新任1人、再任4人 計5人を適任とする。

以上すべて原案可決

 

〇意見書

1.「不妊治療への公的医療保険の適用拡大等を求める意見書」

2.「住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書」

3.「犯罪被害者支援の充実を求める意見書」

4.「核兵器禁止条約への署名、批准等を求める意見書」

5.「医療機関と高齢者施設を守るため全額国庫負担による新型コロナウイルス感染症検査体制の確立を求める意見書」

6.「日本学術会議会員候補者の任命拒否の撤回を求める意見書」

7.「女子差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」

8.「選択的夫婦別姓制度の導入等に向けた早急な民法改正を求める意見書」

9.「コロナ禍において年金支給額を減額せず、改善を求める意見書」

が上程されました。

1~3は全会派の同意を得、採択されました。

 

連合市民の会から、4の意見書を上程しましたが、残念ながら不採択となりました。なぜなんでしょうか?!

核兵器の保有や使用を禁じる核兵器禁止条約の発効に必要な批准国が、10月24日に50か国に達し、2021年1月22日に発行されることが決まりました。唯一の戦争被爆国として、果たすべき重要な役割と責任があるのですが…維新・自民・公明の会派が反対でした。

連合市民の会は、5~8の意見書に同意しましたが、残念ながら不採択となりました。残念です。

 

すべてが終わり、閉会後

「災害時対応行動訓練」を議場で実施しました。

本会議中に地震が発生した場合を想定し、①折り畳み式防災ヘルメット(新たに購入)の着用と安全市政の確保 ②災害情報(第一報)の収集及び議場内での共有 ③安全確認後の本会議の対応(再開⇒延会)を確認

無事終了し、来年1月15日開催予定の災害対策連絡会議で、この訓練の振り返りを実施。

 

 

厳しい選択を迫られた内容もある12月定例月議会でしたが、議長としては、無事終えることができたとホッとしました。

 

議長としての庁内の年末の挨拶、新年の挨拶をFMひらかたで収録

「はたちのつどい」のビデオメッセージの録画

新春走ろう会がオンラインマラソンで実施されることになったので、挨拶の録画

新しいとりくみを楽しみながら…年末を迎えることになりました。

 

2021年は、1月4日新年交歓会で市議会はスタートします。

一年間、コロナ禍の中本当にお疲れ様でした!と事務局の皆さんに大きな声で言いたいです。

2021年、良い年になることを切に願います。