12月8日から始まる12月定例月議会に向けて、委員協議会が始まっています。

 

11月24日は総務委員協議会が開かれ、出席致しました。

案件は…

⑴枚方市国土強靭化地域計画の策定について

「強靭化」という言葉が物々しいですが、大規模自然災害(地震・風水害)を想定し、本市で起こり得る「起きてはならない最悪の事態」を設定するとともに、脆弱性を評価し、「起きてはならない最悪の事態」を回避するための課題を抽出し、その課題に対して必要となるとりくみを検討、推進するとともに進捗管理を行うものです。その地域計画(案)概要の報告を受けました。

12月にパブリックコメントも実施されます。

 

⑵「新しい生活様式」の定着化に向けたとりくみについて

「身近に新型コロナウイルスがいる」という前提での「新しい生活様式」に移行しており、今後のポストコロナ社会も視野に入れ、次の視点で市が実施している事務事業を再構築するとともに、職員の働き方の新しいスタイルを構築する。

①市民の利便性向上をめざすサービスの見直し

 「はんこレス」の推進、申請手続きのオンライン化及び郵送での対応の拡大、各種セミナーや市民相談のオンライン化等

②場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の実現に向けた見直し

 職員のテレワークの拡大、テレビ会議の実施、オンラインによる職員研修の実施等

③スマート自治体の実現に向けた業務スタイルの見直し

 庁内のwi-fi環境の整備、資料等のデータによる提供、各種報告書類のデータ化等

示されました。

 

⑶行政改革のとりくみについて

社会情勢の変化に対応し、市民サービスの向上や魅力ある施策の展開を行うためには、限られた人的資源や財源を有効に活用することが必要となる。このような観点を踏まえ、公共施設については「個別施設計画(総合編)案」と、効率的・効果的な業務執行や、本来業務に職員が注力できる環境づくりを目的に、窓口関連業務等の最適化検討の状況の報告を受けました。

 

⑷行政手続きに係る市民等の利便性の向上と行政運営の効率化を図るためのオンライン化の推進について

国の「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律」改正の主旨に基づき、市の条例等に規定された行政手続き等オンラインを可能とするため、「枚方市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例」(オンライン化条例)を制定し、行政手続きの原則オンライン化を進める。

①手続き等のオンライン化 ②公的個人認証サービス等による署名 ③添付書類等の省略 ④手数料納付の電子化

本会議では、条例案件として提案されます。

 

⑸人材育成基本方針改定の概要について

社会環境が大きく変化する中、これからも市民サービスを低下させず、さらなる枚方市の発展をめざし、社会の変化に迅速かつ的確に対応できる人材の育成を推進するため、人材育成基本方針の改定に向けての骨子案の報告を受けました。

 

⑹令和3年度の入札・契約制度等について

1)入札参加者を増やすためのとりくみ

①受注者の現場代理人の配置基準の緩和

②工事に係る入札参加件数及び受注制限件数の緩和

2)1者入札を中止としない場合の拡大

 

入札関係不正行為排除・未然防止対策についても示されました。

 

以上

 

午後からは、所管事務調査の案件「枚方市におけるICTを活用した取り組みについて」の勉強会、総務委員協議会が開催されました。

資料

1.「第2次枚方市情報化計画」情報化基本計画(概要版)第2期

2.IT新戦略の概要(内閣官房)

3.本市におけるICTを活用した取組について

1.2については、短い時間での説明でなかなかついていけなかったのですが、3.は枚方市の取り組みなので、そもそもの所管事務調査対象内容なので、興味深く聴くことができました。

内容は、

①電子申請等の拡充に向けたとりくみについて

・窓口支援システムの導入

・窓口来庁予約システムの導入 

②LINE等を活用した情報発信(10月末登録者数14,053、ブロック数345)

③オンライン相談用タブレットの設置について

窓口での3密を避ける対応を行うため、オンライン相談用としてタブレットを健康福祉総合相談窓口や3支所等に設置。 

通訳サービス用としても活用する。(うれしいことです)

④Web会議室設置について 

⑤AI-OCR,PRA適用のとりくみについて

月間合計:約322時間の削減 年間合計:約3864時間の削減

AI-OCR,PRA適用のとりくみ、業務改善という意味で理解したらいいのかな。

 

最後に窓口支援システムの運用デモを見せていただきました。

まだまだ普通に運用するには、課題があるような感じです。