11月5日(木) 於 メセナひらかた・多目的ホール

例年行っている北河内地区教職員組合主催の教育改革フォーラムが開催されました。

新型コロナウイルスの影響で、フォーラムを開催されるかどうか心配されていましたが、密を避けるために動員数を例年よりも縮小され、来賓も日政連議員の私だけということになりました。

 

「子どもの権利条約」が1989年11月20日に国連で採択されたことを記念して、大阪府教職員組合では、11月を教育改革フォーラム月間のようにしているようです。

 

「北河内の人権教育が大切にしてきたこと」~子どもの生活・学力・人権を守る組合活動と共に!~をテーマに

明石一朗さん(関西外国語大学教授、人権教育思想研究所長)を講師に迎えた講演でした。

 

貝塚市の小学校で勤められ、組合員になっての初めてが「主任制闘争」であったということで「私と同じ時代を学校教員及び組合員として生きてきた人だ!」とそのような人の講演を聴くことができることが嬉しかったです。有名な方のようですが、申し訳ないのですが、私は初めて講演を聴きました。

 

「今日も机にあの子がいない」(低学力の克服、問題行動の解決、生活規律の確立)

この言葉は深く、重みがあり、人権教育の原点になる言葉だと思っていましたが、今もなおそうなんですね。

教室では、前を向いて一列に座っているけれど、暮らしという凸凹

同和問題を通してすべての子どもの人権の尊重につなげる

「気づく・知る・理解する」⇒「わかってできる」

一人ではできなくても仲間と一緒だったらできる。

 

ご自身の体験を話されながら、人権教育の基本についても

現実だけを教えるのではなく、確信と展望も同時に教える。

人がつくったものは、人がつぶすことができる。

周りの目が変わったら、人柄が変わる。

同和問題、内容で決めずに思い込み(先入観)から偏見・差別が生まれる。

 

【人権教育の3つの視点】を最後に…

・現実認識(人権侵害の実態)

・歴史認識(なぜ差別があるのか)

・解放への展望(どうすれば差別はなくなるのか)

⇒豊かな出会い、暮らしの共感、正しく学ぶ

 

ユーモアたっぷりのお話に楽しく聴かせていただきましたが、

人権教育の原点の再確認をさせていただきました。

熱い思いをストレートに受け取ったつもりです。

ありがとうございました。

原点を忘れずに、私の立場での役割を果たしていきます。