9月27日(日)19:00~

オンラインで行われた「ちゃぶじょ5周年記念イベント」の第一部記念講演に参加しました。

 

「ちゃぶじょ」とは、一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクションと言って、女性をはじめとするあらゆる性の人が自分を肯定できる社会に向けて、 性的同意を広め性暴力をなくす活動など、当事者同士がつながり共に声をあげることで社会的・政策的変化を起こす草の根運動を展開しています。 (Twitter より)

 

第一部の講演者は、濱田すみれさん

約10年ジェンダー平等にとりくむNGOスタッフとして勤務し、2020年~大学職員。「ウィメンズマーチ東京実行委員」代表、日本国憲法第24条改悪に対する「24条変えさせないキャンペーン」実行委員、女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める「女性差別撤廃条約実現アクション」世話人などを務める。

 

研究者ではないが、と前置きし、これまでのフェミニズム運動の歴史をまず説明されました。

・フェミニズム運動の波(第1波~第4波)

・世界と日本のフェミニズム運動の成果

・2000年代~バックラッシュ

 

そして、ご自身の活動の軌跡

アジア女性資料センターで関わってきたこと

キャンペーン

・米軍基地周辺の性暴力

・女性、平和、安全保障

・ジェンダー暴力と闘う16日間キャンペーン

・24条変えさせないキャンペーン

・女性差別撤廃条約実現アクション

・ウィメンズマーチ東京

ユースグループのとりくみ

・ジェンダーカフェの開催

・「半径1メートルからのジェンダーワーク集」の開発

 

アジアの女たちの会(AWA)の設立メンバーである松井やよりさんが、1955年に設立され2002年に亡くなるまで代表を務められたアジア女性資料センターで多くのことを学ばれたこと等

女性国際戦犯法廷(2000年)、国際女性デー

ウィメンズマーチ東京に至るまで

運動家としては、若い世代の濱田すみれさんさんですが、若い人とつながっていくこと、フェミニズム運動を次世代へと継承していく努力の話等々

詳細に聴くことができました。

軍国主義・植民地主義に反対して、原点はいわゆる「慰安婦」問題。

現在の性暴力問題と戦時性暴力問題は根っこが同じ。

女性と一括りにはできない。それぞれの背景や特性など複雑なものがあり、広い視野をもって、マイノリティの人たちのことを考えなければならない。

Womens' March Tokyo の代表である濱田さん

運動の目的を確認し合うこと、少しずつでも前進することができる、自分のできることをすれば良い、と。

 

 

私自身、松井やよりさんの講演を初めて聴いたときに、

戦時性暴力のこと、「慰安婦」問題に衝撃を受け、大きく関心を持つことになったので、自分の歩み(というほどのものではありませんが)に重なる部分もあり、有意義な講演となりました。

 

そこで、そういえばアジア女性資料センターのメルマガに登録していたはずが、「女たちの21世紀」No.100を手にしてから…

とどいていないことを思い出しました。 

最近MLを移行する際に、私のメルアドがはねられるところが3件ほどあったのですが、同じようにはじかれているのでしょうか。

まあ、とりあえずHPを拝見、「f viseions」No.1 をゲットしました。

 

若い世代が、過去から継続しているというか、根幹にあるものは通じていて、あまり変わらない現在があるので、現在の問題にしっかりととりくんでいることに敬意を表する次第です。

まだまだ私も学ぶことが多く、そして行動していかなければならないと改めて強く思っている次第です。

「社会運動は地味な作業の連続、権力に不正義があれば、仲間とスクラムを組んでがんばる!ジェンダー平等の実現のために…」という濱田さんの言葉に大きく頷きました。