8月7日 於 ドーンセンター

大阪府市議会議長会理事会に出席した後は、枚方に戻らず、百貨店で時間をつぶし、18時半からの8.7平和集会に参加しました。

 

アフターコロナをどう生きる?

市民社会と情報 ~主体性・独自性をもって判断するには~

前川喜平さんのお話を聴きました。

引っかかった言葉を拾ってみました。

・新型コロナウイルス、私たちにとって未知との遭遇

・情報の真理をどう見極めるか

 政治家の言葉は科学的根拠に基づいていないので、あんまり信じない方がいい。

 自分で考え自分で判断するしかない

・科学に基づく事実と論理に一貫性がなければならない

・誰でも100%信じることはできない 

 自分自身にも懐疑的になれる人は自分を変える余裕がある

・情報を見分けるということは、人を見分けること

 自ら判断して行動することは自由であるということ

 主体性がなければ本当の自由ではない

⇒一人ひとりが自由であることが結構つらいことでもある

 そのつらさから逃げると、権威主義に依拠してしまう。

ということで歴史修正主義も現れてきた。

「歴史学は科学である」と、戦争を経験している政治家がいるときはよかったけれど、そうでなくなってきた時、日本の前進と歴史教育を考える議員の会や、日本会議ができた。

学問に基づく教科書に対する攻撃が為されるようなった。

・単独(自国)主義・排外主義ではパンデミックは乗り越えられない。

なるほど、と納得することばかりでした。

 

全国一斉休校のことにも言及され、文科省の通知では、地域の判断に委ねられたのに、首相の3月2日から全国一斉休校にする、という言葉に科学的判断がなかったのにもかかわらず、公立学校の100%近くが休校となりました。

権威のある人に従うのは楽であるが、休校するかどうかの判断は自ら行うべきだった、と。

映画「子どもたちをよろしく」についても語られ、行き場のない子どもたち、各家庭が映し出され、しんどい現実があるということ。コロナ禍でこのような現実の家庭が増えている。

社会の手が及んでいない病んでいくおとな、自己責任では済まされない現実、子どもや家庭を社会全体で支えることの重要性を強調されました。

 

地球人(グローバルシティズンシップ)として何ができるか。

SDGsを進めていく教育が必要である。

と締めくくられました。

同じ方向をめざしていきたい、と共感いたしました。

前川さんのお話には、いつも勇気づけられ、パワーをいただきます。がんばらなきゃ‼