5月3日は、憲法記念日

日本国憲法は1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。その5月3日が憲法記念日となっています。その理由をあるMLで教えてもらい、真相がどうなのかはわかりませんが、興味深い内容だったので、紹介させていただきます。2015年掲載のものですが…

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2015043000006.html

 

例年、5月3日には憲法集会が行われています。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響でほぼ集会は中止となっています。

 

実は、私は毎年5月3日前後は「祝春一番コンサート」で、服部緑地公園の野外音楽堂にいて、音楽を通じて知り合いになった友人たちと音楽を楽しむ文化的な時間を平和に過ごすことによって、憲法記念日を享受していました。

主催者の風太さんは、諸事情により、今年で最後の春一番コンサートにするということでした。

もちろんそれも中止となり、寂しい連休となっています。来年最後の仕切り直しができれば…と願いますが、本当に残念です。「3密」回避のためには仕方がないことですね。

 

 

安倍首相が新型コロナウィルス感染拡大防止対策として、突然、3月2日からの学校の休校要請を2月28日に発表し、4月8日には対象地域に大阪を含む緊急事態宣言を発出し、その期間を5月6日までとしました。14日には、対象を全国に広げ、特に5月のGWは「STAY HOME」週間となりました。そして、この緊急事態宣言は、さらに5月31日まで延長されるそうです。そんな状況の中での憲法記念日です

改めて憲法について考えなくっちゃ!

立憲民主党枝野代表がメッセージを発表しました。

https://cdp-japan.jp/news/20200502_2920

 

その内容で私が強調したいことだけを…

 

~休業要請や外出自粛などで、生活に影響を受け、、多くの方々が余裕のないぎりぎりの状況に置かれています。また、様々な現場で感染の不安を感じながら働いている方々もたくさんおられます。ステイホームが求められる中で暴力などで家庭が安心な場でなくなった方、そもそも住む場所がない、住む場所を失ってしまったという方、明日の食費にも困っている方、様々な切実な声があります。そこで日本国憲法です。憲法25条1項は『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』と定めています。新型コロナウィルス感染症は、この『健康な生活』を、その影響は『文化的な最低』を脅かしています。憲法が定めるこの国民の権利を本当の意味で確保する政治が、今こそ求められています。

私たちは、目の前の『命と暮らし』を守り、『健康で文化的な最低限度の生活』を守るために全力を尽くします。「すべての人の命を感染症から守る」ために、「すべての人ができることをする」その「リスクとコストは、能力に応じて社会全体で負担する」その積み重ねの先には、競争万能や自己責任を強調する社会ではなく、『豊かさを分かち合い、互いに支え合う社会』が開かれると確信します。立憲民主主義とは、権力が暴走することのないよう、人類の英知の積み重ねから導かれた原則です。同時にそれは、生命、自由、平等、こうした普遍的な権利を必ず守るという、皆さんへの誓いです。立憲民主党は、日本国憲法に拠って立ち、皆さんの権利を守るため、政府に対して、協力すべきことは最大限協力し、必要な場面では徹底的にたたかってまいります。~

 

私が何かを記すよりは、私の思いが強く重なるところを抜粋しました。

 

 

しかし、安倍首相は、改憲派のオンライン会合によせるメッセージで、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態対応をめぐる憲法改正論議の前進を訴えた、と報道されています。多くの人がその日の生活に不安を感じている状況の中、今すべきことが憲法改正論議の前進ですか?!と、開いた口が塞がらないです。

 

朝日新聞は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施し、その結果が掲載されていました。安倍政権のもとで憲法改正を実現することの賛否では、「反対」58%(昨年調査は52%)に対し「賛成」は32%(同36%)で、昨年より賛否の差は広がった。国会での憲法改正の議論を急ぐ必要があるかを尋ねたとこロ「急ぐ必要はない」72%が、「急ぐ必要がある」22%を上回った、と安倍首相は改憲論議の加速を訴えてきたが、有権者の意識は高まっていない、とのことでした。

 

今日は、「明日の自由を守る若手弁護士の会」作成の「憲法かるた」を孫と一緒におこないました。「憲法」が何かが、8歳の孫には理解が難しいようでしたが、読み札の文は、なかなかいい内容で素敵でした。