緊急事態宣言の対象が全国に広がって、2週間になろうとしています。

5月6日までの緊急事態宣言でしたが、今の状況では延長される可能性が高いでしょうね。

大阪府では、27日の府議会において、教育長は府立学校の5月7.8日の休校を表明し、枚方市でも同じように10日まで学校の休校、及び留守家庭児童会室・市立幼稚園・保育所等・ひらかた子ども発達支援センターの原則休園・休所の延長が発表されました。

ゴールデンウイークが始まっているということですが、ステイホーム週間ということで、休業要請、外出自粛は続きます。

 

本来なら地区メーデーや憲法の日の集会等、様々な団体の総会が開催されるところですが、すべて中止となっています。3密(密集・密接・密閉)を避けて、新型コロナウイルスの感染拡大を防がなければなりませんものね。それはそれで仕方がないと思っています。何よりも健康を守らなければなりませんもの…。

 

ただ、ニュースがほぼすべてコロナに関することばかりで…

今日はどんな日だったけとか何の日なのか、無頓着になっている自分がダメだな、と感じているところです。

 

4月28日は何の日か知っていますか?

あるMLでそんなメッセージが届きました。

4月28日はかつて「沖縄デー」と呼ばれていました。

1952年4月28日、日本と米国との「サンフランシスコ講和条約」によって、日本の主権は回復。しかし沖縄は、日本から切り離され、米軍統治が継続。沖縄にとっては「屈辱の日」となりました。

1972年には沖縄は「本土復帰」しましたが、現在も国土面積の0.6%しかない沖縄に在日米国軍基地の約7割が集中しています。

そして安倍政権は、沖縄の民意を踏みにじり辺野古への新基地建設を強行しています。

4月21日には、コロナ禍で緊急事態宣言が全国に拡大されているというのに、政府は沖縄県に辺野古の工事を進めるための設計変更の許可申請を行いました。地盤を固めるため砂ぐいを打ち込む工事を追加し、埋め立てを進めるため護岸配置などの工程も変更する、とのこと。県が承認した時点から埋め立て工事を経て米軍の使用開始までに12年かかると見込み、総経費として9300億円を見積もったそうです。

なんか違うかもしれませんが、国会では、コロナ対策補正予算で与野党の攻防が行われています。設計変更でさらに工事費は膨らむわけです。辺野古基地建設の工事費をコロナで影響を受けた人たちの支援に使う方が絶対に良いと思うのですが…

 

4月28日は、これだけではありません。
2016年4月28日、沖縄県うるま市の20歳の女性が自宅近くをウォーキング中、行方不明になり、元米兵に強姦目的で殴られ、ナイフで刺され、雑木林に遺棄されたのです。

沖縄では基地あるが故の性暴力被害が繰り返されています。

 

今、沖縄に駐留する米軍の約6割を占める「海兵隊」は、かつて静岡や岐阜に駐留していました。戦後の反基地闘争の結果、沖縄に移ってきたのです。沖縄でも反基地闘争が繰り広げられましたが、米軍統治下のため、海兵隊の移転を拒否できませんでした。

 

ステイホームのGW いろいろ考えることがあると思います。
緊急事態宣言によって、自由が制限されているのも事実です。

こんな時だから・・・と言っていいのかどうかわかりませんが、

「4・28」の意味をふりかえり、私たちは沖縄に思いを馳せ、犠牲を押し付け続けているという事実と向き合い、忘れないことが大切ではないかと思います。