1月29日(水)

文教常任委員会先進都市研修で、熊本県熊本市を訪れました。

研修目的は、教育ICTプロジェクト(学校園等におけるICTの活用)について です。

熊本市立帯山西小学校を訪問しました。

まずは、熊本市教育センター教育情報室の方から熊本市・教育の情報化推進のとりくみについて説明を受けました。

2018(H30)年9月、市内の全公立小・中学校134校に、LTE通信のタブレット端末を3クラスに1クラス分の23,460台、また、全普通教室に65月の電子黒板と実物投影機を導入する大規模な教育ICTプロジェクトを始動させました。

教員と特別支援学級の児童・生徒には1人1台の整備を行い、小学校16校、中学校8校の先行導入校から運用を開始し、ICE機器が手軽なツールとして活用されることを第一に考え、子どもたちの学習意欲や創造力、表現力を養うことに目を向けながらICTの活用を推進しています。2019年4月からは全小学校に、2020年4月からは全中学校に導入されます。

カリキュラム開発は熊本大学、プログラミング教育の展開に向けた学習機会の提供を熊本県立大学、ネットワークや研修のサポートをNTTドコモが担い、産・官・学が連携して教育ICT基盤の底上げを図っています。

 

帯山西小学校は、2019年4月からの導入です。

校長先生の言葉「自分の言葉で表現することが目的です」が印象に残っています。

3年生は社会で1人1台、2年生は国語で2人で1台、6年生は英語で1人1台、3クラスを見せていただきました。

子どもたちは、使い慣れている感じでした。

2年生は、二人で話し合って、穴の写真を分類わけしていましたし、3年生は、消防士の靴と服が脱ぎ捨ててある風に消防自動車の側にあるのはなぜか、という問いに、自分の考えることをタブレットに書き込んでいました。

6年生は、何になりたいか、をタブレットに絵で示し、相手にその絵を見せながら、なりたいものの説明をしていました。

全員がタブレットを使いながら、先生の投げかけにとりくんでいる姿は、一生懸命でした。

課題はあるようですが、情報化推進チームが中心となって、実践的指導力を高めるためにとりくまれています。何といっても教員が、まずしっかりと研修しなければなりませんしね。

LTE回線を採用したので、どこででもタブレットを使うことができます。修学旅行に持って行って学校へ、様子を動画で送ることができたり、絵が苦手な子にとっては、写真に収めて調べることができたり、と有効に活用されているのが良くわかりました。

 

枚方市も1人1台のタブレットを…と準備をしているところですが、タッチパネル画面の大型電子黒板の必要性を痛感しました。それも全教室にです。

必ず一人1台でなくとも…使い方次第だと思いました。

 

31日には、プログラミング教育研究モデル校の東香里小学校の出の研究発表会にも参加させていただきました。

 

子どもたちの学習意欲、創造力、表現力、コミュニケーション力を養うためのツールとして上手に利用していけたらいいですね。

 

ホテルに戻ってからは、時間に余裕があったので、熊本城に歩いていけるので、地震からの修復の様子など見に行きました。

 

 

 

 

熊本駅のくまもんは、鬼になっていました!