8月18日(日) 大阪教組夏季セミナー に参加しました。

講演は、「学校のサンクチュアリ」
     ~多文化の子どもたちの現状からチーム学校を考える~
講師: 金光敏(キム・クァンミン)さん 特定非営利活動法人コリアNGOセンター事務局長・理事
まずは、現在の徴用工問題」に係る日韓関係について・・・
正しい歴史認識が求められ、戦争責任に真摯に向き合い、思いを馳せること、アジアの平和に真剣に向き合うことの重要性を確認しました。
外国にルーツを持つ子どもたちが固有のアイデンティティを尊重し、育む教育について、熱く語られました。
「自分の人生を変えたただ一人の人は、学校の先生だった」と、互助組合の機関紙『希燦時』に掲載された金さんと恩師とのつながりについて、強調されました。民族の誇りと自覚を気づかせてくれた恩人であると。
「子どもの背景に迫る力が弱くなっている。それがとても心配です。背景に迫る支援がますます必要ではないか。」と、背景に寄り添い、親も子も認めることの重要性を・・・
教職員の研修ですから、「ひとりひとりがマイノリティの子どもにとってのI先生になってほしい」と。
 
多忙化の中、希薄になっている関係性、子どもや保護者とも、そうであるし、教職員同士でもそうであるように思います。
モヤモヤと感じていたことをはっきりさせることができた講演でした。