東京都荒川区議会議員瀬野喜代さんからの紹介で、縮小社会研究会というところから、「政治と女性」というテーマで話してほしい、という依頼を受けました。

縮小社会研究会って?

たぶん人口減少がすすむ中、縮小社会のあり方とは何なのか、を考えるところなんだろうと思います。間違っていたらごめんなさい!

 

興味も沸き、依頼を承諾しました。

3月10日(日) 於 同志社大学烏丸キャンパス 志高館

一般社団法人 縮小社会研究会 第7回総会 が10:30~11:00開かれ、

11:10~17:10 予定で第44回研究会が開かれました。

①「再生可能エネルギー発電と縮小社会」 大今歩

 再エネ発電と縮小社会の関係について

②「地球温暖化が迫る地球1個分の暮らし、社会」 長谷川浩

 世界の平均気温は、産業革命から約1℃上昇し、最悪だとあと+2~4℃上昇する。2030年までの11年間が勝負であり、孫子の代の方向性を決定づける意味について

③「マイクロプラスチックの実態と解決策―縮小社会的社会の必然性」 五十嵐敏雄

 海洋中でのマイクロプラスチック問題は社会問題・政治問題になっており、生物多様性への悪影響も懸念され始めている。縮小社会の考え方を取り入れ、私たちの生活のあり方を見直すことについて

④「農本主義の慣れの果て!さて、さて・・・!」青野豊一

 農本主義は保守思想である、とその現実と今後は・・・?

⑤「文化芸術に感動する、それは即、来るべき生産活動の始動である。」河野博(アートでたんぼ主宰)

 文化芸術は生産活動、労働、であり感動である。

⑥「もち麦を起爆剤とした町おこし村おこしは可能かー虹の邑農園35年の総括からエコ農業のあり方・地域の生き残りを考える」 長谷川義仁

 小規模家族的経営農業にこそ、日本農業の未来があると…

⑦「縮小社会で夢を描く(私が離島で描く夢とは?)」宮本晶音

 超高齢化が進む瀬戸内海の離島からの提案~Silent Island 粟島

⑧「地方政治と女性」 野村いくよ

 パワーポイントを用意しましたが、次へと送るのが結構時間をロスしてしまい、時間が足りませんでした。まだまだ修行が足りませんね。

市議会議員として、女性の視点でとりくんできたこと、考えてきたことを述べました。

⑨「現代日本政治の構図を転換させるために~多様性が組織を変える」伊藤公雄

 行政権力の肥大化の中、隠蔽・改ざんなどが平然と行われている現代日本政治を転換するには、これまでの男性主導のグルーバル企業だけに配慮した「成長」一本やりの方向転換が必要。縮小=スロー社会への政治転換を世代とジェンダーの視点から考える。日本ゆっくり党宣言案が…

それぞれ30分の持ち時間で話しました。質疑もあったので、結局全部終わった時は、5時半ごろになっていました。

 

今まであまり聞くことのない分野(特に農業)についてのお話なので、ついていけない部分もありました。マイクロプラスチックや温暖化、再生可能エネルギーについては、以前聴いたこともあるのですが、量の多さなどもあり、頭の中はパンパンとなりました。

離島粟島の話は、若い方でしたので、移住して子どもたちに何ができるか、を考えておられ、そのうち孫を連れて行ってみたいな、と思いました。

 

なんやかんやと言っても、女性の発言者は私一人でしたね。

伊藤先生のお話は聴きたかったのでよかったです。

あとの打ち上げにも参加しましたので、名刺交換なども行い、新しい出会いの中で、いろいろとお話ができたこと、楽しかったですし、あまり知らない分野のお話を聴けたこと、本当に有意義な時間となりました。

 

長谷川浩さんのお話の中で、スウェーデンで地球温暖化に危機感を持ち、「大人は気候変動対策に動いて」と一人でスクールストライキを行ったグレタ・トゥンベリさんのことを知りました。彼女の危機感がSNSを通じて、世界の若者に広がり、15日には100か国以上で抗議活動があったようです。日本では東京でのデモ活動が新聞記事にとりあげられていました。

聴いていなかったら、スルーしてしまっていただろう記事でした。

 

結局、縮小社会研究会に入会いたしました。

まだまだ学ぶべきことはありますね。