11月7日、8日は、厚生常任委員会の先進都市研修で、富山市と小松市を訪れました。
7日は、富山市まちなか総合ケアセンターを訪問しました。
小学校の跡地利用で、富山市まちなか総合ケアセンター以外に学校法人青池学園、グンゼスポーツ富山レガートスクエア、ナチュラルカフェ広貫堂、富山市医師会看護専門学校、既存体育館等があり、総曲輪レガートスクエアと呼ばれ、ひらかれた地域の健康拠点となっています。
富山市まちなか総合ケアセンターでは、乳幼児から高齢者まで地域住民が安心して健やかに生活できる健康まちづくりを推進するため、子育て支援や在宅医療等のサービスを一元的・包括的に提供されています。
1階:こども発達支援室・まちなかサロン(多世代にわたる市民が参加できる)
2階:病児保育室・医療介護連携室・まちなか診療所(在宅医療のみを行う診療所 24時間365日)
3階:産後ケア応接室(概ね産後4か月までの母子を対象に宿泊・デイケア・教室にて産後ケアを提供)
居心地のよさそうな部屋で、場合によっては母子分離もあるそうです。リフレッシュされるお母さんが想像されますね。
病児保育室では、お迎え型病児保育事業もやっていて、保育所等で子どもが体調不良になった時、急で保護者が迎えに行けない場合、タクシーが保育所にお迎えに行くそうです。
ゆったりとした富山市でした。
既存体育館
病児保育室
子ども発達支援室ヒーリング
まちなか診療所が訪問に使う車両
8日は、小松市に
「小松市介護ロボット普及推進事業について」明峰の里を訪問しました。
国は、2015年の時点で24.4億円であった介護ロボットの市場規模を、2020年までに約500億円まで大幅に成長させる目標を打ち出しています。現在多くの都道府県においては、介護ロボットを導入する介護サービス事業者に補助金を交付していますが、市区町村においては、補助金を交付している自治体はごく一部となっています。
小松市では、2014年10月から、介護従事者の業務負担の軽減やより質の高いサービス提供などを図るとともに、要介護者の自立ウィ支援することを目的とし、介護ロボットの導入費用の一部を助成しています。
名峰の里では、認知症ケアに向けたコミュニケーション・メンタルケアとして、パロとうなずきかぼちゃん、介護従事者の負担軽減として、ミニレフト低床タイプを導入されていて、実際に見せていただきました。
ロボットではありませんが、介護従事者の負担軽減で、リクライニング車椅子からスライディングシートを使ってベッドへの移動も見せてもらいました。
小松市は、ロボット購入、レンタル・リースに要する経費を補助対象としています。補助率は、購入の場合は2分の1以内、レンタル・リースの場合は3分の2以内となっており、1事業所当たり最大50万円を上限としています。で結果、事業者独自で購入もされています。
でも腰痛等で離職せざるを得ない職員が減ったことは確かだそうです。
メンタルコミットロボ「パロ」表情がかわいい!
ミニリフト低床タイプ
リクライニング車いすからスライディングシートを使ってベッドへの移動