4月7日(土)
奈良県橿原市で、「女性議員を増やそう! IN NARA」という集まりに参加し、司会を務めました。
主催は、女性議員を増やす会 足立区議会議員 瀬野喜代さん 橿原市出身 全国フェミニスト議員連盟のメンバーです。
奈良県内39議会の内18市町村が「女性ゼロ」議会です。
奈良県の女性議員は全議員の約1割だそうです。
ちなみに大阪府内には、「女性ゼロ」議会がありません。
私の所属する枚方市議会は、32人中9人が女性議員で、約28%の比率です。
衆院議員の女性比率は10.1%。世界178か国の議会が加盟する「列国議会同盟」の調査では世界平均(下院)は23.4%で、日本は調査対象の193カ国中158位(1月1日現在)と世界的にも低水準です。
来年春は統一自治体議員選挙があります。一人でも女性議員を増やし、「女性ゼロ」議会をなくすとりくみを全国フェミニスト議員連盟では行っています。その一つのとりくみとして、今回奈良県で開催されました。
講師は、三井マリ子さん 全国フェミニスト議員連盟世話人であり、元都議会議員、女性政策研究家です。
昨年秋の北欧ノルウェー訪問での調査を写真で報告されました。国会議員の選挙期間中でした。
北欧も60年代までは男性偏重であったわけですが、女性記者や女性運動家の疑問と闘いの積み重ねの結果、ノルウェー1980年代になると、初の女性首相、閣僚の44%を女性に、全自治体議員の3分の1が女性に、「女性ゼロ」議会が一掃されました。
クオータ制ですね。どちらかの性が占める割合が40%を超える
三井さんが強調されたのは、「子どもたちと学校」
教育費が無料であること、子どもオンブズマンの存在、政治をタブー視しない学校教育があるのです! 小学生の時から…
政党や市民団体も子ども向けけに選挙活動、生徒会主催の高校内での候補者の政策討論会等々
日本では考えられないことですね。
比例代表制なので政党を選挙で選ぶことになります。投票方法も有権者に寄り添った方法です。
政党、労働党のリストトップの女性は、育休中で選挙活動は一切されず、でもトップなので、現在国会議員になっています。
日本での小選挙区制には、大きな課題があるよ思っていますが、新たに再認識した次第です。
校長先生をしながら市議会議員も!(地方議員は無償ボランティア)
とっても素晴らしい報告でした。
その後は、瀬野さんの報告と意見交換
クオータ制はどうすれば、実現するのか
どうやって女性議員候補を発掘するのか などなど
戦後参政権を得た女性が初めて参加した衆院選で、39人の女性国会議員が誕生してから4月10日で72年になります。それにちなんで、7日にこの会は開催されたわけです。
司会をさせていただいて、多くの学びがあり、とっても楽しかったです。
そして、11日衆院内閣委員会で、選挙で男女の候補者数をできる限り「均等」にするよう政党に求める法案「政治分野における男女共同参画推進法案」を委員長提案の形で衆院に提出することを全会一致で決め、
12日13時8分、衆院本会議で可決されました‼
3月定例月議会で、枚方市議会でも意見書を可決したところです。
ただ、政党に女性候補の擁立を促す努力義務を課すので、どこまで実行されるか、はこれからの課題でもあります。
しかし、法律となったわけですから、大きな一歩を踏み出した訳です。新たな道の始まりです。具体的にどうとりくんでいくのか、ですね。
とにかく…
女性議員を増やしましょう❢
他にも、私は、三井マリ子さんから素晴らしいプレゼントを頂きました。
「産むならば 世界を産めよ
ものの芽の 沸き立つ森のさみどりのなか」
阿木津英
さみどり をシンボルカラーにされている三井マリ子さん
女性議員を増やす活動をさみどりの会でもされています。
私が着ていたコートとストール さみどり でした。
それを喜んでいただいて上記の短歌を教えていただきました。
維新・小池カラーと言われていましたが…
今は、さみどりをやっぱりイメージカラーに引き続き、していく誇りが持てました!
なんだかとっても嬉しい半日でしたね。