2月24日(土)

映画「標的の島 風かたか」の上映会 を行いました。
時々DVD止まってしまうことありましたが、無事に終了いたしました。

 

枚方市は、1939年に禁野火薬庫が大爆発した日であり、1954年に日本のマグロ漁船第5福竜丸がビキニ環礁で、米国の水爆実験で被ばくした日でもある3月1日を1989年に「3.1枚方市平和の日」と制定しました。

平和の日のとりくみは、これまでも続けられていましたが、6年ほど前からは、平和フォーラムとして、小・中学校でのとりくみの発表や平和の燈火が実施されてきています。

ピースいくよ実行委員会は、3.1枚方市平和の日にちなんで、ピースウォーク、ピースチャリティコンサート、映画上映会などをおこない、ともに平和について考える場を持ってきました。そして、2度と戦争を起こさないことを確認してきました。

今年は、「標的の島風かたか」の上映会をすることにしました。

「沖縄」の問題をこの映画を観ることによって、共に考えたいと思ったからです。太平洋戦争末期、日本は沖縄を捨石にし、戦後沖縄県はアメリカ軍政下におかれました。1972年に日本に返還されても、本土が押し付けてきたわけでもありますが、広くない沖縄県の多くの土地を米軍基地が占有し、日本国内米軍施設の70%以上が集中しているのです。基地があるゆえの事件、事故も多発しているのが現実です。

2016年6月19日、沖縄県那覇市、米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進前名護市長は「我々は、また命を救う「風かたか」になれなかった」と言いました。「風かたか」とは、防波堤、風よけのことです。

2月4日普天間基地の辺野古移設計画反対の稲嶺現職市長が、自公維推薦の渡具知候補に敗れました。世論調査では、6割を超える名護市民が辺野古移設計画には反対なのに・・・です。普天間基地の辺野古移設計画に反対する知事が誕生しても、沖縄選出国会議員が全員反対であっても、沖縄県民の8割が反対であっても、ゲート前で多くの人が反対行動をしていても、反対行動に圧力をかけ、安倍政府は、沖縄県民の民意を無視し続け、辺野古新基地建設工事を進めてきました。そんな状況に対するあきらめ感が市長選の結果につながったのではないかとも言われています。

昨年10月に行われた衆議院選挙結果、改憲派が2/3以上を占めることになり、安倍一強がさらに力を持ったことになりました。違憲といわれている安全保障関連法によって、戦争をする国づくりがすすめられ、共謀罪法によって、市民を監視し、表現の自由を奪おうとしています。今国会を見ていても、数の力で可決するのだから、みたいな感じで安倍首相はやりたい放題ではないでしょうか。

このような状況を私たちは、日本の危機的な状況であると思っています。その最前線にあるのが、沖縄ではないでしょうか。

「風かたか」とは防波堤、風よけ という意味です。標的の島とは、どこのことでしょうか。

 

沖縄の問題は、日本全体の問題であり、安倍政権を許してきてしまっている私たち自身の問題でもあります。映画を観ていただき、沖縄の人たちの思いを少しでも共有できたら…と思います。

 

 

と実行委員会を代表して挨拶いたしました。

 

私にとっては、3回目の映画鑑賞です。それでも、映画の中の若者のことば「知ってしまったら、他人事ではない」にグサッときました。

 

「名護市ふるさとまちづくり寄付金」で作成したパンフレット2冊『名護市の米軍基地のこと』『米軍基地のこと 辺野古移設のこと』を名護市から送っていただき、参加者に配布しました。

新市長は、パンフレット作成を続けるのだろうか、と心配です。

 

映画を観て、感じて、そして、何ができるのか、自分にできることを考えて、ともに進んでいきたい!! です。

 

『教え子を再び戦場に送らない!』ためにも…

 

ご参加いただいた皆さんありがとうございました。