6月3日(土)

「壊される働き方とくらし~『女性よ活躍せよ』と言われても~」と題して、

竹信三恵子さんの講演会に参加しました。

 

1.アベノミクスと世界

2.アベノミクスの女性活躍政策はなぜ生まれたのか

3.アベノミクス女性活用策のふりかえり

等のおさらいをして、今政府がとりくんでいる「働き方改革」とは・・・

をとってもわかりやすく話してくださいました。

 

三層からなる「働き方改革」

①労働側の期待を込めた言葉(「同一労働同一賃金」「残業の罰則付き総量規制」)によるPR

②企業の自発的工夫と行政による取り締まり強化

③法制面での実質的な大幅規制緩和

安倍政権は結局は、大幅な規制緩和をめざしていること

人権としての労働権の浸食、安定雇用と生活できる賃金という「正社員」モデルの消滅を図り、「雇われない働き方」=労働権を持たない働き手をつくろうとしている。

同一労働同一賃金は、業績や成果で判断を日本型ではするらしいが、非正規の人が業務や成果を図られる部署には配置されない現実

残業総量規制では、労基法では、「1日8時間」「週40時間」労働の明記

残業規制:原則は月45時間、年360時間 ですが、

特例で1か月100時間、2~8か月平均80時間、年720時間を明記しようとしています。過労死ラインの時間を明記し、過労死限界まで働いてもいいということで、特例が普通になってしまいます。そんなのでいいのでしょうか。

 

今の安倍政権による日本は、19世紀英国の夜警国家(富裕層の私有財産を守るための治安・外国から守るための軍事)に向かっているのでは…

穴の開いているバケツに、税金を放り込んで、穴から軍事や企業への補助金へと流れているのが現実。

穴を塞いだバケツにいれた税金は、そのまま暮らしと社会保障に使うこと。

 

人権から従順と忍耐へ、「働き方改革」「女性活躍」の真の狙いを見抜く

公共サービスとは人が人たるにたる最低限の基準を満たすために利益にならない部分も公的な資金で支えていく、その公共の復権へ向けた税制を確立しなければならない。

下からのグローバリズム⇒社会保障、労働権、女性の人権の国際化、新しい国際化の具体化が今求められています。

 

竹信さんの話は、ストレートに伝わってくるので、自分の中のモヤモヤも整理され、いつも充実感を持って帰ることができます。

 

それからは「働き方改革」については、街宣でも触れるようにしています。

安倍政権はやはり許せません!!