5月24日は、枚方退女教しおん会の親睦研修会に参加しました。

 

和歌山有田郡広川町、稲むらの火の館(濱口梧陵記念館・津波防災教育センター)を訪れました。

濱口梧陵は、1854年(安政元年)、安政地震津波の襲来時、稲むらに火を放ち、暗闇の中で逃げ遅れていた村人を高台にある広八幡神社に導き助けました。被災者の救済や復旧にも尽力しました。

さらに、100年後に再来するであろう津波に備えて、巨額の私財を投じ、海岸に高さ5m、長さ約600mの堤防を築き、その海側に松波威を植林しました。

梧陵は、約4年間にわたったこの大工事に村人を雇用することによって、津波で荒廃した村からの離散を防ぎました。

その梧陵の人柄に触れ、偉業に感動しました。

自助と共助の意識がすごいですよね。

 

堤防

 

1947年12月21日の夜明け前、昭和の南海地震が発生し、約30分後に高さ4~5mの大津波が広村を襲いました。濱口梧陵と村人たちが次の大津波に備えて築いた広村堤防は、村の居住地区の対部分を津波から護った、という事実にびっくりしました。
 

津波防災教育センターでは、濱口梧陵の防災精神や、「稲むらの火」の人命尊重の精神をふまえ、来るべき津波災害から大切な生命やくらしを守ることを学ぶ場となっています。

東日本大震災の津波被害に触れてあって、岩手県釜石市の「釜石の奇跡」津波てんでんこ の展示もありました。

災害時の、地域住民の一時避難場所、備蓄場所としての機能も備えています。

 

 

 

枚方退女教しおん会の親睦研修会は、いろいろと学ぶことができ有意義な一日を過ごすことができています。

しおん会の役員の皆さんには、本当に感謝しています。