2月7日(火)

第37回 河北市議会議員合同研修会 寝屋川市立地域交流センター で開催されました。

 

講演「心のバリアをはずして」 

講師      NHK手話ニュースキャスター 中野佐世子さん

 

20164月から施行された「障害者差別解消法」。障碍者への「差別的取り扱い」と「合理的配慮をしないこと」が差別となる法律で、過大な負担にならない範囲で、障碍者の権利を侵害しないよう、障碍者が利用しやすい配慮をしなければならないと定めている。

 

具体的な例を挙げながら、どう合理的配慮をすればよいのかをまた具体的に話していただきました。

100居れば100通りです」

「主体は本人であることを常に意識しましょう」などなど

障碍者(当事者)がどういう配慮を望んでいるか、障碍者一人ひとりの必要を考えて対応することが大切なことです。

障碍者が利用しやすい場所は、高齢者や妊婦さん、赤ちゃんを連れた家族にとっても利用しやすい場所になります。

「合理的配慮」の提供を行うことは、私たちが暮らしやすい社会を作ることです。

と締めくくられました。

 

とってもわかりやすく、丁寧に伝えていただき、とっても気持ちが温かくなる内容で、うれしかったです。

多様性を受け入れ、認め合い支えあう、共生社会をつくっていきましょうね!!

 

 

 

2月8日(水)

民進党大阪府連男女共同参画委員会の学習会に出席しました。

「女性の貧困と女性活躍推進法」と題して、大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)代表 徳丸ゆき子さんの講演でした。

なぜ今の活動を始めてのか、というご自身の背景から、実際のCPAOの活動内容を紹介されました。

①「知る」ことから始まり、ニーズに応えていく。

②みつける(アウトリーチ)・ほぐす(つながる・介入)・つなげる(コーディネート)

③「養育の社会化」モデル事業 

 ・子どもが駆け込めるような居場所&個居人 ・コミュニティづくり

④制度改革

あふれる思いとすごい行動力にお話を聴くたびに圧倒されてしまいます。

 

民進党の学習会ですので、最後には、「諸外国並みに子どもたちに公的資金の投入を!」何度も強調されていました。

そうです!! 家庭の経済状況が子どもたちの教育格差を拡大させるような、そんな国であってはならないのです。

そして「まずは、ごはん!」からつながり、あたたかさを伝え、SOSを出せる人へ、そんな環境(居場所)をつくっていかなければ・・・

 

 

 

 

 

2月11日(土)

第26回 日教組近畿ブロック母と女性教職員の会「子どもたちに平和な未来を~わたし・あなた・みんなが ありのままでいられるように~」 がリバティおおさかで開催されました。

 

なんと全会は、徳丸ゆき子さんの講演でした。

もちろんお話しされる内容は徳丸さんの活動そのものですから、変わりはありません。

聞き取りの中から、学校から排除されている子どもたちの存在、学校が居場所になっていないことや「貧困の負の連鎖は教育の敗北や」という言葉を聞き、「教育とは、居場所とは」を問うていかなければ・・・と。私も、学習支援ですべてが解決できるものではないと思っていて、教育とは、をしっかりと考えていかなければならないと思っているので、共感しました。

長期休みに、学校で子ども食堂ができないか、とも言っておられました。

日本の行政は、相談事業だけでともに動くことがない、枠にはまらなければ違う枠に回される。枠と枠のはざまで滑り落ちていく人を民間で助けていく。

365日の子ども食堂(居場所)を!を目標に、今年も進んでいく決意を話されました。

 

だれもが自由にSOSを出せる社会へ!

心ある人がつながり地道に続ける、地域に駆け込む場所を! 子育ちの社会化!

制度改革に向けて政策提言を!

チルドレン・ファーストを私たちは実現させなければ・・・!

 

 

分科会は、「平和と国際連帯」

「夜間中学が問うもの」「こぼれていくわたしたち(無登録児)」という2本の問題提起を受けたところで、退いたしました。

夜間中学がなぜあるのか、「あってはならない、しかし、なくてはならない学校」という言葉の意味。

無登録児だった彼女が、自分の生い立ちからとよなか国際交流センターで働く現在までを話され、外国にルーツを持つこどもたちのインタビューから、気づいたこと、見えてきたことを話されたことは、とても印象に残りました。

「本人が持っている力をそのまま発揮できる社会」の実現のために…すべては共通するものですね。