1月17日阪神大震災発生から22年。
この間、大きな地震等自然災害が各地で発生しました。私たちが教訓として学んだことが、生かされているでしょうか。
男女共同参画・多様性配慮の視点で、防災・減災、避難生活、支援等がとりくまれるように、すべての人に安心・安全のまちづくりにこれからも尽力していきたいです。
まずは、忘れないこと!!
さて、14日午前は、北河内地区教組女性部共同行事学習会に参加しました。
「子どもたちの未来のためにいま私たちができること~貧困の連鎖を乗り越えて~」と題して、前 比呂子さん(追手門学院大学)の講演でした。
子どもの貧困率が高い日本の貧困の特徴として、
・働いているのに貧困 失業率OECD34国中33位であり、貧困率は29位だそうです。
・男女の賃金格差の大きさ 子どものいる男女賃金格差ワースト1だそうです。
・ひとり親家庭の貧困率の高さ 58.7%
性別役割分業が女性の低賃金を生み出し、非正規雇用が規制緩和により、若者などに拡大したことなどがその背景になっていることにも言及されました。
日本のひとり親家庭の状況と貧困の連鎖についても
ひとり親家庭の貧困率がOECDワースト1であり、日本の特徴は、母子世帯の約80%が働いているが、その57%が非正規であることです。
女性の貧困抜きに貧困問題は語れない、「女性の貧困」に端を発する貧困の連鎖を断つことが持続可能社会を築くことになることを強調されました。
貧困の連鎖を断つために
校長をされていた大阪府立西成高等学校のとりくみを紹介されました。
社会の持続可能性をかけて、貧困対策を
支援体制として、要保護児童対策地域協議会のとりくみ、居場所づくり
教育に関わって、①「自己肯定感」「自尊感情」の醸成 ②「生活の意識化」トロールモデルの提示 ③社会保障制度や権利についての情報提供
を挙げられ、なんといっても就学前から高等教育まで、教育投資をしっかりとするべきであることを強調されました。ある意味妊娠時から切れ目のない支援が重要ですね。
データをもとにお話をお聴きし、学校現場での子どもたちとの関係づくりなど、今できることをまず始めていくこと等、改めて確認することができました。
午後は、「東学農民革命 唐辛子とライフル銃」というドキュメンタリー映画の上映会が、京都であったので観に行きました。
日本と朝鮮半島の縁を題材にしたドキュメンタリーを撮り続ける大阪市出身の映画監督・前田憲二さんの新作だそうです。朝日新聞に案内記事が載っていました。
今作のテーマの東学農民革命について、前田監督は「日本の植民地支配やアジア各地での戦争につながる原点」と指摘する。1894年、改革を求めた朝鮮の農民らの蜂起を機に、清と日本が朝鮮半島に派兵し、日清戦争につながった。(新聞掲載より)
今年の夏は、東学農民革命を学ぶ韓国旅行の予定です。
そして夜は、写真の三人のライヴを楽しみました!!