11月30日(水)
枚方退女教しおん会 秋の親睦研修会に参加しました。
舞鶴引揚記念館、浮島丸殉難の碑を訪れ、お昼は、ホテルマーレ たかた でいただきました。
午後は、舞鶴市立赤れんが博物館を訪れ、帰路につきました。
バスの中でも、引き揚げや戦時中の体験などを先輩の退職者からお聴きしました。
私の年代ではわからない舞鶴という場所に対する思いに触れることができました。
舞鶴引揚記念館は1988年に、日本全国から寄付を受けた舞鶴市が設立したものです。
苦難に満ちた引き揚げと旧ソ連領内の抑留生活の歴史を後世に伝え、平和の尊さを世界に発信する場所となっています。昨年、収蔵資料の中から570点がユネスコの世界記憶遺産に登録されました。
舞鶴港は、政府が指定した引き揚げ港の一つとして、1945年10月~1958年9月の13年間に渡り、66万4千人の引揚者・復員兵と1万6千柱の遺骨を迎え入れた。
浮島丸事件についても初めて知りました。1945年8月24日、青森県の大湊旧海軍施設で働かされていた朝鮮人労働者とその家族3700人余りと日本人乗組員約250人は、浮島丸(4730トン)に乗船し、釜山に向け帰国の途についた。GHQの要求で針路を変更し舞鶴港に寄港した際に、港外で爆発し海底に沈む事件。朝鮮人524人との乗組員25人が死亡したとされている。毎年8月24日にこの地で追悼の会が催されているそうです。
親睦研修会という名の通り、学ぶことも多く、久しぶりに会う方とも歓談の場があり、お天気も良く楽しい一日でした。