11月12日(土)午後~13日(日)午前 京都嵐山 花のいえ での一泊学習会に参加しました。
民進党の男女共同参画委員会女性議員に声をかけていただき、参加しています。
研修1
「差別のない共生社会の実現に向けて」~ふーどばんく活動から見えてきたもの~
講師 赤井 隆史(部落解放同盟大阪府連合会執行委員長)
深刻な核社会の実態や、4人家族が標準世帯ではなくなる社会の変化の認識から、子どもの貧困をとらえた話をされました。
そして、部落差別をどう捉え、解放運動や市民運動をふーどばんくという「新たな発想」で創造することという視点が必要であることを強調されました。課題は地域にあり、地域からのニーズに応えていく、ということです。
改めて「子どもの貧困」とは「親の貧困」とは異なり、子ども自身の責任で解決できる問題ではないことを共有し、貧困の世代間連鎖を断ち切ることにとりくんでいくことを確認しました。
研修2
「大阪男女共同参画プラン(2016~2020)と新たなDV防止基本計画について」
大阪府 府民文化部 男女参画・府民協働課長から、女性活躍推進法に準じた5年計画の報告を受けました。現行プラン等を受けた事業展開で、相談事業とドーンセンター運営の強化が図られていることがわかりました。
新たなDV防止基本計画では、DVに関する現状を詳細に示された上で、策定にあたっての考え方を示されました。2017年3月にパブリックコメントや府議会での議論を経て策定されます。
研修3
「ともに創ろう 多様性が大切にされる社会を~女性のエンパワメントから」
講師 北野 真由美さん(NPO法人エンパワメント堺)
私にとって、久しぶりにワークショップでの学習でした。
パワーハラスメントやセクシャルハラスメントについて考え、ハラスメントにならない多様な価値観を、一人ひとりの境界線についても学びました。
学校における多様性尊重の実現のために、なぜ、このような行動、言動をするのか、そこには背景があり、その背景に思いを寄せることの大切さを確認しました。
夕食懇親会なども含めて、各団体の自己紹介や活動報告もおこないました。
様々な女性団体と連携しながら、男女平等、共生社会実現にさらに尽力していく確認ができました。
嵐山 ということで、ゆっくりと紅葉も楽しみたいところでしたが、残念ながら時間の余裕がありませんでした。観光客でいっぱいであることは、体験してきましたが…(*_*)