5月7日()

午前は、民進党第11区総支部常任幹事会に出席し、府連の常任幹事会報告や参議院選挙に向けてのとりくみなどの確認をしました。

 

午後は、2016年度 北河内地区教組 総会・春季学習会 に参加しました。

学習会は、辻元清美衆議院議員を講師に招き、「今日の政治状況と教育的課題」と題しての講演でした。

資料には、「戦争準備よりもくらし(介護・保育・教育)が大事」と書かれていました。

アベノミクス「トリクルダウン理論」説明と現実で、アベノミクスは大企業にだけ富をもたらし、生活のしんどさは何も変わっていない。結果アベノミクスは失敗していることは明らか。

GDP実質成長率の推移(前年比)民主党政権時よりも安倍政権の現在のほうが低い現実。

実質賃金が第2次安倍内閣発足後、14か月連続低下していきたこと。

企業の内部留保がどんどん増えていて、企業のグローバル化。

非正規労働者が増え続けているし、保育士・介護労働者の賃金が産業計の賃金と比べて約110万円/年低いままであること。

教育支出(大学大学院などの高等教育)の私費負担割合が、OECD他国に比べて、アメリカと比べても非常に高い現実。家族関係社会支出のGDP比は、OECD平均の2.2%よりも低く1.36(2011)しかない現実、派遣を増やして、切り捨てていくことを繰り返し、技術力の低下を招いてしまっている、等々 いかに安倍政府が人への投資をしていないかを説明されました。

民進党は、大学授業料の無償化にもとりくんでいきたいし、人を支える経済政策を進めていきたいと述べられました。

自民党憲法改正草案にも触れられ、その内容が非常に危険であることも強調されました。

現行憲法は、権力者が勝手なことをしないように縛るものである(立憲主義)のに、自民党改正案では、すべての国民が憲法を護る義務を負うことになっています。

まったく異なるものになっているわけです。

「主権在民」国民から現憲法に不都合な部分がありそこを変えてほしいという声があってこそ、憲法論議をする必要があるわけで、そんな声がないのに、「時の政権が憲法を護らない」ことの理不尽さにもっと声を上げていかなければならない、と。

また、辻元さんが子どもの時に出会った教員に影響を受けたこと、そこから自分の生き方が固まっていったことなど、教育の重要性、教職員の姿勢の重要性にも言及されました。

自分の考えていること、信じていること、「表現の自由」声を上げていいんですよ!! 

と集まっている地区教組役員の皆さんへの応援も。

 

「教え子を再び戦場に送らない!」このスローガンの下日教組は結成されました。そんな日教組の組織内議員の議席を失わないこと、憲法改定に2/3以上の議席を必要としている安倍自民党に絶対に負けないように、大阪選挙区での民進党議員の議席を失わないことを参加者で決意を新たにしました。