4月6~8日 市長と一緒に、大韓民国全羅南道霊岩郡を訪問しました。

 

王仁博士春享祭に出席するためです。

仁川空港に着き、ソウル龍山駅から羅州駅までKTX(新幹線みたいなの)に乗り、後は公用車で移動。

 

まずは、霊岩郡郡庁表敬訪問

(チョン)東平(ドンピョン)郡守・()夏男(ハナム)議長に迎えていただきました。

記念品交換や交流をし、歓迎夕食会へ。

地元の食材でもてなしていただきました。

 

ここ霊岩郡は、月出山国立公園が有名だそうです。

月出山温泉観光ホテルで宿泊。

7日朝は、第26回「王仁博士春享大祭」に列席。

1,600年前の百済時代、日本の応神天皇に招かれて『千字文』と『論語』を携え、陶工、鍛冶職人、織工と一緒に日本へ行き、日本学問の始祖として飛鳥文化の花を咲かせた偉大な先覚者・王仁博士の故郷として霊岩郡は有名です。

早くから開かれた世界へ向けての理想を実現した王仁博士の業績にスポットを当て、その崇高な志を称えるべく、韓国第一の桜並木が満開になる4月、南道最高の風景を誇る月出山国立公園と王仁博士遺跡地に日韓両国から王仁の子孫が集まり、王仁博士春享大祭を皮切りに、王仁文化まつりが開かれます。

7日~10日の開催されましたが、私たちは、7日午前の春享大祭と夜に開催される王仁文化まつり開幕式に参列させていただきました。

伏見市長は、市長本人の参加でしたので、常に挨拶の場がありました。

ホテルの朝食以外は、すべて霊岩郡郡守や議長or副議長、関係者の温かいおもてなしの食事となりました。乾杯のあいさつをその都度させていただきました。

お天気は、あまり良くありませんでしたが、春享祭や開幕式、雨の予想でしたが、月出山はパワースポットらしいですが、そのパワーのおかげで(?)、朝ホテルを出る頃に降っていた雨は止みました。

他にも各国の大使や文化人などが招待されていたり、日本からは、同じく王仁博士ゆかりの地、佐賀県神埼市からも市長と議員さんたち、大阪日韓親善協会、枚方市の王仁塚の環境を守る会の方々が出席されていました。王仁塚の環境を守る会の吉留さんという方は、なんと霊岩郡名誉郡民の栄誉を受けられていました。

枚方市には、日本に朝鮮半島から漢字を伝えた王仁博士の墓とされる「伝王仁墓」があり、市民レベルでの交流が長年行われていた中、市政施行60周年を機に、両市の文化や国際理解をより一層深めるため、年度では2007(平成19)年度の事業となりますが、2008(平成20)3月、友好都市提携を行ったわけです。

「伝王仁墓」は、1993(平成5)331日に、大阪府の指定文化財に指定されています。大阪日韓親善協会主催で毎年113日に「博士王仁まつり」が開催され、霊岩郡から訪問団が訪れていて、昨年は、田東平郡守をはじめ、約30人の訪問団参加があったそうです。

 

7日午後は、河正雄美術館を訪れ、月出山特集の絵を拝観、霊岩陶器博物館も訪れ、いかにこの地が出土された土器などから歴史ある地であるか、などを学芸員さんからお話を伺いました。

 

8日午前は、最後の昼食会までの間、現代三湖重工業(造船場)F1サーキット場を視察させていただきました。

 

韓国一の桜並木ということですが、本当に満開で素晴らしかったし、菜の花も満開で、にぎやかな街ではなく、月出山と韓屋と桜と菜の花という素晴らしい風景でした。

 

帰りは、光州空港から金浦空港へ、そして関空へと8日夜無事に帰ってきました。

最後の最後まで、本当に歓待していただき、霊岩郡郡守をはじめ関係者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。