1122日 大阪府知事選挙・大阪市長選挙の投票日でした。

もちろん私は府知事選にしか投票はできませんが、気持ちは、大阪市長選において熱いものを持っていました。8年前橋下府知事が誕生、4年前に橋下大阪市長・松井大阪府知事が誕生、大阪が大切にしてきたものが、どんどん壊されていった感が強いです。特に教育、文化・芸術。

競争至上主義が教育の現場に持ち込まれ、高校の学区撤廃や入試制度の頻繁に行われる変更などなど、勝ち負けで決められ、負けたものは自己責任で片づけられる。いわゆる「大阪都構想」に向けて、時間も予算も多大に使われ、本来福祉など使われるべきところに使われてこなかったのではないか、と思われます。朝鮮学校への補助金停止も差別的なものであると思うわけです。

公務員及び労働組合を攻撃することによって、人々の閉塞感に対するガス抜きがされてきたのではないか、と思っています。本質は政治にあると思うのですが…

大阪維新政治に終止符を打つことができるのではないか、と選挙活動に頑張ってきたつもりですが、残念ながら惨敗でした。

まだ、「維新なら変えてくれる」という期待感があるらしいのです。でも、維新政治は8年近く行われてきたのに、何かいい方向に変わったことがあったのでしょうか。

投票率が、前回よりも約10%も低いという現実。大阪維新支持者が確実に浮動票ではなく、固定してきている、いわゆる政党に対する組織票となっているのです。

こんな中で、私たち民主党は、どのように存在をアピールできるのでしょうか。

でも、民主主義も平和主義も、人権も確実にすすめていくことしかできないと思っています。誰をも排除しない、すべての人に居場所と出番がある社会を築いていくために、自分のできることを確実にすすめていくしかないと…

とりあえず、そんな思いを記しておこうと思いました。