10月25日~26日 沖縄に


26日(月)に、キャンプシュワブ前抗議行動に参加するために・・・

辺野古新基地建設に反対し、昨年7月から毎日続いているすわりこみ行動

月曜日は、沖教組退職者の担当ということで、日教組退職者会として、大阪退職教職員の会・憲法9条を誇りにする会として、月曜日の抗議行動に参加を始めています。


そして今回、退職女性教職員であり、WESのメンバーであり、もちろん憲法9条を誇りにする会の4人で参加してきました。



25日那覇に3時ぐらいについてから、首里城の見学をし、夜は、沖縄料理で翌日に備えました。


そして、26日は、島ぐるみ会議辺野古バスに県庁前から乗り込んで辺野古へ。

9時半集合、10時出発。9時前から待っていました。

時間になると、いつのまにか多くの人がバスを待っていました。40人ぐらいです。

約1時間半、バスの中では、初めての参加者から自己紹介。

半分近くが、県外からの参加でした。

那覇市からは、辺野古バス毎日運行です。この日の参加者はいつもより多い方だそうです。

毎日必ず参加者がある、スゴイことですね。


島ぐるみ会議の辺野古バスは、宜野湾市、うるま市、北谷町・沖縄市、名護市から週一で出ているそうです。

解散時間は、16:30~17:30位です。先着順で往復1000円です。


バスの中では、自己紹介が終わると、米軍基地問題についての説明等も聴くことができました。

高速で市立サッカー場の横を通るとき、ブルーシートが目につきました。

なぜブルーシートがかけられているか、の説明もありました。

米軍基地で返還された所もあります。その跡地には、治外法権の場所だったからでしょう、有毒物質が入っているドラム缶が埋められていたそうです。びっくりするのが、普天間の滑走路には、ベトナム戦争で使われた枯葉剤のドラム缶が100本以上もあったそうです。

そのようなドラム缶が積まれた上にブルーシートがかけられていました。

放置されていたものは、もちろん米軍が処理をするわけではありません。国民の税金で処理をするわけです。何だか変ですよね。

沖縄に米軍基地が押し付けられた理由、本土内にあった米軍基地周辺で米軍に関わってトラブルがあった時など、反対運動がおこります。それが続いたとき、結局沖縄に移設されていき、在日米軍基地の74%が沖縄に集中させることになったのです。

普天間基地を返還その代替といわれている辺野古基地は新基地であり、核も持ちこめ、自衛隊も共用できる軍港となります。元々普天間基地は将来的にはそれほど利用されなくなっていたそうです。

そのようなお話を聴きながら、バスに揺られ、キャンプシュワブが近づくと、最後に「すわり込め」という歌をみんなで歌いました。初めて聴いた歌です。


キャンプシュワブのゲ-トすぐ前には、テントを張ってはならないということで、ゲートの斜め前に移動。

100人以上座れる広さのテントに、ベンチも設置されています。

月曜日は沖教組の担当ということで、日退教だけで私たち大阪組も含め60人ぐらいが参加していたそうです。他にも県外からも名護市街からも多くの人が参加されていました。

テント前では、リレートークでアピールや歌やギター演奏、座ってばかりいても、ということで、ゲート前でデモ行進をし、シュプレヒコール、腕を組み、スクラム組んで、「すわり込め」または「沖縄を返せ」という歌をみんなで歌います。そんなデモ行進の途中にも、ゲートを米軍の車や迷彩色のトラックなども、デモの途中で区切り、出入りをします。その度に、「Get out!」と叫ぶみなさん。

知らない人と腕を組みスクラム、そんな行動に一体感を感じました。高揚感を得たってことですね。

私たち大阪組もマイクを持ちましたよ。「戦場ぬ止み」の映画のおばあも来られていました。







途中で、元々の座り込みテントに連れて行ってもらい、そこでもお話を聴くことができました。

普天間基地は、1943年にその案があり、アメリカは、捕虜収容所に住民をおしこめている間に、焼野原にした場所に住民から土地を奪って、普天間基地を造りました。1956年にはキャンプシュワブ、1966年には軍港の案がすでに出来ていたそうです。1996年に、日米政府が普天間基地を移設条件付きで返還合意をしてから、辺野古新基地建設を阻止する闘いの経過を含め、大浦湾のサンゴが世界有数の素晴らしい海であること、絶滅危惧種のジュゴンが生息している海の生態や自然が壊されてしまう、その理解できない政府の強行に怒りを禁じ得ません。防衛利権とは、絶対に手放したくないスゴイモノなんですね。

稲嶺名護市長は、キャンプシュワブの施設がリゾートとして利用できるので、エコツーリズムで、世界に誇る大浦湾の自然で観光地に、という案を考えているそうです。

キャンプシュワブ返還されると、新基地も無くなりますよね。


すわり込みは、日中は、人も多く緊張感に包まれることは、「辺野古埋め立ての承認取り消し」であまりないと思いますが、人が少ない、夜とか朝早くには、資材を運び込もうとすることがあるそうです。

とにかく、「数は力」ということで、座り込みに参加する人が常に多い方がいいんですね。







沖縄県は、翁長知事を選んだ昨年秋に、辺野古新基地に対して、オール沖縄でNO!と意思表示しているのです。地元の名護市も住民投票で意思表示しているのです。

なのに、民意を無視する安倍政権のやり方は、本当に許されるものではありません。

安保法制も、原発再稼働も、新米軍基地も全てがつながり、民意を無視する安倍政権の暴挙です。


「70年我慢して黙っていたら、ずっと押し付けられたままじゃないか!もう沖縄に基地を押し付けないでください」という訴え。

「次世代の子どもや孫にどんな沖縄を残すのか、自分のいる場所で何ができるんだろう」という思い。

そんな思いに、わたしたちはどう応えることができるのだろうか。


「しなやかにしたたかに、勝つまであきらめない」

そんな闘いに、しっかりと寄り添っていきたい、と思います。

やはり、現地で闘うみなさんとほんの数時間ですが、同じ場所・時間を共有し、少しでも一体感を得ることができたことは、とっても貴重な体験となりました。

できることをしなければならない…と強く思っています。