8月3日 国際女性年8.3平和集会 に参加しました。


沖縄で今、何が起きているのか? ~「標的の村」そして「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」「日本人」が知っている「基地問題」は虚像かもしれない~


というタイトルで、ジャーナリストで映画監督の三上智恵さんの講演を聴きました。


ドキュメンタリー映画「戦場ぬ止み」の制作にあたって、辺野古基地建設に反対行動している人たちとのかかわりなどを中心に、沖縄の基地問題、さらに安保法案に対する若者の行動などにもかかわって様々なお話を聴きました。

あっという間に時間が過ぎ去った感じです。

前日に「戦場ぬ止み」を観ていたので、お話の内容もよく理解ができました。


「戦後70年、憲法9条のもとに日本は戦争をしてこなかった」というけれど、沖縄は違うと。

朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン、そしてイラク戦争と、米軍基地のアジアの拠点であった沖縄、そこから米軍は出撃してきたのです。

米軍の敵国からは、攻撃の対象ともなる米軍基地。

「日本は、沖縄によって、戦争に加担してきたし、これからも加担していく」という言葉は、正直胸に突き刺さりました。

映画に出ていた、沖縄戦を生き延びてきた85歳のおばあ、彼女にとって沖縄はずっといくさの島、それを押し付けるのが日本政府である、と。


「今年しむ月や 戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら」(今年11月の県知事選挙は、わたしたちのこの闘いに終止符を打つ時だ! その決意を日本中に、世界中に語ろうじゃないか)

私は、昨年知事選挙の真っ最中に、「誇りにする会」のFWに沖縄を訪れていました。

この言葉のとおり、翁長知事誕生が、沖縄の基地問題の解決につながるのではないか、とワクワクしていました。そして、12月の衆議院選挙でも、沖縄の民意が示されたのです。

しかし、辺野古新基地建設は止まりません。沖縄の民意を無視する日本政府、安倍政権を許せません!!


米国が被告で、ジュゴンが原告のジュゴン裁判というのがあるらしいのですが、そこでは、辺野古基地建設に積極的なのは、米国ではなく日本であるということが明らかになっているそうです。

普天間基地の代替施設としてではなく、今では、最大の


軍港となる新辺野古基地建設反対に、あらためて私たちも同じように、その場に居なければ!と思うのです。


三上さん自身沖縄に住み、沖縄とともにある彼女の目線や思い、を参加者も共有できた集会になったと思います。


「おばあたちの命をもってではなく、わたしたちの手で」沖縄の苦しみや悲しみ、怒りを断ち切るために行動を続けましょう。

とアピールを採択して集会を終わりました。


「標的の村」「戦場ぬ止み」

どちらも多くの人に観ていただきたい作品です。