6月29日(日)午後1:30~5:00 
子どもの権利の視点から「いじめ」問題を考える(Part2)
~「子どもにやさしいまち」へのアプローチと「いじめ防止」~

をテーマに、研究会が開催されました。



昨年6月「いじめ防止対策推進法」が成立、9月に施行され、これに基づき10月には文科省「いじめ防止基本方針」が策定されました。これらにより、自治体や学校にも「いじめ防止」のための基本方針の策定と組織の設置等が求められるようになりました。

枚方市においても、6月議会前の文教委員協議会で、「枚方市いじめ防止基本方針(案)」が提示され、本会議では、条例案件の1つに「枚方市附属機関条例の一部改正について」で新たな附属機関の設置と委員の構成等の変更を行うため条例の一部改正がされたところです。
そこに「枚方市学校いじめ対策審議会」が教育委員会の附属機関として新たに設置される とありました。

①いじめ問題をまず子どもの人権問題として明確にとらえる
②子どもの権利を基盤とする相談・救済・支援を具体化できる「子どもにやさしいまち」の仕組みが差し迫って必要となっている
③問題の打開や解決には子どもの参加・意見表明がきわめて重要である
など、課題を検討するなかで、以上のことを明らかにし、
今回、首長の「附属機関」として子どもの人権救済に取り組む「世田谷区における救済制度の実際」「川西市子どもオンブズの制度的実際」から問題的をされました。
そして、「子どもにやさしいまち」をめざす子ども条例の新たな試み として泉南市の子ども会議のとりくみの報告を受けました。
写真は、子ども会議で制作されたポスターです。

世田谷区におけるとりくみ、先駆的な川西市子どもオンブズの話、泉南市のとりくみ 等
どれも参考になる話ばかりです。
共通するのは、「一人ひとりが大切な存在であり、権利の主体である」ということです!!

「附属機関」が提示されたとき、何となく違和感を感じていたのですが、それが何なのか問題提起をお聴きする中で、自分なりに整理がついたので、また問うていきたいなと思います。


大阪では、主催団体の1つである「公益社団法人子ども情報研究センター」子どもの権利の視点に立って様々なとりくみをされています。
多くの事を学ぶことができ、本当に信頼できる団体です。
共催団体は、子どもオンブズのパーソン研究会・子どもの権利条約総合研究所
いずれも貴重な団体です。

子どもの権利を基盤とするアプローチをどう拓くか、今の時代なぜか難しく感じるのは、なぜでしょう。
こんな時代だからこそ、市政においてのとりくみ、教育活動について、人権を強調しながら問うているのですが…。