6月26日(木) 2014年第2回枚方市議会定例会が閉会しました。

最終日は…
総務常任委員会に付託された「諮問第1号 行政財産の使用許可に係る異議申し立てについて」の委員長報告「棄却することが適当である」
厚生常任委員会に付託された「請願第5号 子どもの権利保障を最優先した『子ども・子育て新制度』の具体化を求める請願」の委員長報告「不採択とすべきもの」
追加議案として、総合福祉センターリニューアル工事(建築工事)請負契約締結について
人事案件 固定資産評価審査委員会委員の選任の同意がなされました。
枚方市農業委員会委員の推薦も行われました。

議案第3号 早い番号ですから、いつもだと初日に上程されるものですが、今回は最終日に上程するように議会運営委員会で決められ、「2014年大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)」が上程されました。
寄附を受ける美術館についての説明会が、6月15日に行われるので、それが終わってからの上程となったのだと考えています。

さて、一般会計補正予算案第2号ですが、私立保育所等施設整備補助金、東部スポーツ公園アクセス道路安全対策事業経費、木造住宅耐震改修補助金などが主な歳出の補正内容となっています。
それに加えて、債務負担行為の補正内容として、総合文化施設整備事業設計委託、寄贈作品図録作成等経費があります。
美術館に関する予算が計上されていることに、異論を唱える議員、
総合文化施設整備事業設計委託も異論を唱える議員、がおられました。

私には理解できないことがあったので…
修正案も出さずに、一般会計補正予算案に反対することは、今までもありました。
可決されるのが分かっての行為なので、何だかな…?とは、思っていたのですが、申し訳ない、慣れてしまっています。一般会計補正予算案が否決されたら、その補正予算が組まれた事業は全部ストップしてしまいますものね。
意見をいっぱい述べられて、賛成される場合も今までもありました。今回も「苦渋の選択」と言って意見を述べ、賛成討論されました。
他に、「美術館、総合文化施設に係る補正予算の凍結を条件に賛成する」と賛成討論がありました。美術館、総合文化施設に係る補正予算を省いた修正案を出されるのではなく…です。
採決に入る時、議長は「本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます」と発せられます。先ほど、凍結を条件に賛成するとのべられましたが、「賛成討論」をされたので、もちろん起立されました。
私は、もともと賛成ですから起立します。私とどこか違いがあるのでしょうか。
結果「原案のとおり可決しました」と議長は延べられました。
本気で反対するなら3人そろえば、修正案は出せます。修正案が否決されてしまって、「私たちはここまでやった。残念ながら力及ばずだった」と発信されたらいいのに…と思うのは私だけでしょうか。
どうも、私にはちんぷんかんぷん??です。
ということで、こんな議会もあるのだということです。

意見書についてですが、「教育及び教育行政の自主性を守ることを求める意見書」「集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を行わないよう求める意見書」が共産党から提出されました。
最終民主党会派も、この2つの意見書には賛成をしました。結果は少数否決。
他の意見書の結果はここでは述べませんが、全国的には「集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲」については、反対の意見書が多く寄せられているとの報道がある中で、残念です。

6月議会は閉会しました。
傍聴に来ていただいた方など、ありがとうございました。