2月19日(水)
消防組合議会第1回臨時会が開催されました。
○専決事項(損害賠償の額を定めること)の報告
○議案1~3号
枚方寝屋川消防組合 新消防本部庁舎建設工事
・建築工事 ・電気設備工事 ・機械設備工事
以上3件分割発注の 請負契約の締結について
建築工事については、これまで2回入札がありましたが、不調に終わり、3回目に積算価格の見直しなどを行い、3回目でようやく契約ができることとなりました。
電気設備工事、機械設備工事については、既に1回目の入札でそれぞれ契約が決まっていたのですが、議会には3件同時に上程されました。
東日本大震災復興のために、建築業者等はそこに集中していることや、資材や労務賃金が上がっていることもあり、公共施設の建築にかかわる入札が不調に終わっていることが、枚方市だけでなく地方自治体では最近は多いそうです。
現行の枚方寝屋川消防組合消防本部・枚方消防署合同庁舎は、1971年1月の開所以来40年以上が経過し、その間、改修整備や耐震補強工事を実施してきましたが、老朽化が著しい状況です。
様々な災害活動の拠点としての危機管理能力をより一層高めていくために、更新が必要な消防情報システム及び2016年5月末までに義務付けられている消防救急デジタル無線の整備を併せて実施しながら、指令機能を備えた新消防本部庁舎の建築を行います。
臨時会は無事終了。
その後、全員協議会が開かれました。
○2013年中の火災・救急概況について
救急搬送については、ここ数年は増加傾向にあるそうです。65歳以上が毎年増加しているとのこと。
○2014年度の主要事業(案)について
1)5分救急体制への整備計画について
現時点で救急車が配備されていない枚方東消防署長尾出張所、寝屋川消防署西出張所に高規格救急自動車を配備し、4月1日から運用を開始する。
2)「防災のてびき」の全戸配布について
大阪府の南海トラフ地震被害想定や両市の地域防災計画の見直し・ゲリラ豪雨への対応等のため、市民向け防火防災のバイブルとして一世帯に一冊を常備する「防災のてびき」を作製し、全戸配布し、市民の防災意識の向上を図る。
3)遠距離大量送水システム(ハイドロサブシステム)の配備について
震災時の水利の確保や近年の集中豪雨等による浸水の排水にも使用できる遠距離大量送水システム(ハイドロサブシステム)を本部救助工作者の更新と合わせて整備する。
また、ハイドロサブシステムのうち水中ポンプと油圧発生エンジンを可搬車両に積載した「遠距離大量送水車」を配備します。
4)“PUSH~いのちの授業”について
応急手当のうち、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のみの心肺蘇生法やAEDの使い方を学校の授業の一環として行うことにより、命の大切さを伝えるとともに救命率の向上をめざす。
・勇気をもって駆け寄ることの大切さ、人を呼ぶ大切さを知ってもらう。・自分のいのち、他人のいのちを大切にする ことにつなげる。
将来目標:枚方市・寝屋川市の全人口(約65万人)の16%の104,000人に講習を受講してもらう。5年計画で達成予定(1年間で20,000人)
以前に消防組合議会議員になった時よりも、全員協議会等で報告や事前に説明を受けることができるようになっています。議員としては、さらに自覚が持てることになります。