2月13日(木) 表題の研修会がアイアイランドで開催されました。


「北河内の古墳総めぐり」と題して、四条畷市立歴史民俗資料館館長 野島 稔さんの講演でした。


河内平野の発達を河内湾Ⅰ・Ⅱの時代、河内潟の時代、河内湖の時代に分けて、簡単に説明された後、古墳時代前期の枚方市の禁野車塚古墳・牧野車塚古墳(両方国史跡)をはじめ、北河内地区の古墳や出土されたものをパワーポイントを使って、わかりやすく説明されました。



枚方市宮ノ下町では、60万年前の東洋ゾウの化石が見つけられているんだそうです。

大阪市立自然博物館にあるそうですが…


忍ケ丘駅前周辺では、馬・イヌ・家・水鳥・人などの埴輪も多く出土しているそうです。


四條畷市は、古墳時代は湖畔にあり、その湖を河内湖とよんでいます。

古墳時代の四條畷市・寝屋川市を中心とした地域は、渡来人の影響が多くみられます。

朝鮮半島から準構造船に乗せられてきた馬は、四條畷あたりの港から下ろされ、ここで日本で最初の馬牧場が開かれたそうです。

寝屋川市長保寺遺跡や四條畷市蔀屋北遺跡で準構造船をリサイクルした井戸枠が発見されています。

もちろん馬の骨も多く見つかっており馬飼い集団の様相を伝えているそうです。(冊子 みどりの風と古墳 より)



以前は、興味がほとんどない分野でしたが、

一度、発掘調査によって、わかった禁野火薬庫の詳細などについての講義を聴いたことがあって、そんな風に発掘によって本当にいろいろなことが見つかる、ということに興味を少し持つことができました。

夢物語みたいなところがあるように感じますが、出土されたもの(土器や埴輪、装飾品など)、そこから見えてくる歴史 というのは、やっぱり面白いものだと思います、ね!