2月21日(土)~23日(月)広島市内で、日教組教研が開催されました。
ヒロシマということで、久しぶりに参加しました。
21日は、予定では9時15分から全体集会で始まるわけですが、8時までに会場の国際会議場に入らなければならないということで、8時に席に着くと和太鼓演奏が始まりました。全体集会までのアトラクションがあったわけです。アトラクションといっても、和太鼓演奏(とても大きな和太鼓で)の後は、「被爆体験と広島の継承」ということで、とても内容の濃いものとなりました。高校生作成によるビデオピクチャ(御幸通り)や放送ドラマ(君にニーハオ!)、被爆体験者のお話、各地域を代表してのメッセージ発表等、司会をはじめ、高校生や大学生など若い世代が自分の言葉で語っていることに感銘を受けました。
日本女性会議in広島の時にも、感じたことを同じように感じたわけです。
広島だからこその発表が、本当にすばらしかったです


午後からは、分科会。枚方から発表がある「幼年期の教育と保育問題」に参加。枚方の発表は、幼小連携での特別支援教育のとりくみについての幼稚園からのリポートでした。共同研究者は子ども情報研究センターの田中文子さん、関西福祉大学の井上寿美さんで、始めの二本のリポートに対するお二人のコメントは、整理され納得のいくもので、気分良く会場を出ました。
次に「両性の自立と平等をめざす教育」に参加。1日目は、意識・慣習の見直しということで?学校・地域・社会の制度や慣習をジェンダーの視点から見直す。とりわけ男性の働き方や生き方をジェンダー平等の視点から考えていく。?ジェンダーに敏感な視点から、子どもたちが自ら日常を問い直すことができるような、新たなカリキュラムを作っていく。?子どもたちが、仲間との話し合いや共同経験を通じて、互いを尊重し、差別をしない経験を深めていく。 という柱で討議されていました。
大変活発にそして熱心に論議が行なわれていました。大阪教組女性部をはじめ知っているお顔を見ることができました。
各単組で実践集などの取り組みもアピールされていて、夏の両性研にも最近行けていなかったので、新たな刺激を受けてきました。

2日目は、特別分科会「教育格差と学力保障」に参加しました。
福田誠治さんが共同研究者ということで仕切られていました。午前は吹田市教育委員の関西大学内田先生の話で、結局大阪の全国学力テストの結果発表の件で、橋下知事に言及され、大阪のことは、今全国版になっていることを確認した次第です。午後からは、これから子どもたちにつけさせたい学力とは?をテーマにしながら、連合で非正規雇用労働に携わっている人、メディアリテラシーを大学で教えている人、広島教組の人がパネラーとして、それぞれ話されました。共通するのは、「おかしいことはおかしい!といえる力」「見えないものを見ようとする力」「問題解決をする力」(それも言語で解決する力)ではないかと思います。私も話を聴きながら、20年ほど昔の「翼をください」というドラマで、学歴ではなく問題解決能力があるかどうかが大切、という言葉を思い出していました。
久しぶりの長丁場の研究集会の参加でしたが、楽しかったです。
夜は、大阪教組の交流会があり、リポーターや共同研究者からのコメントがあり、橋下知事に教育が壊されようとしているが、大阪は実践でがんばっていくことをみんなで決意したかたちとなったような…
3日目は、仕事が入っていたので、残念ながら参加できず帰ってきました。
本当にいい刺激を受け、充実した時間をすごすことができたことがうれしかったです