4月も今日で最終です。
先週は結構忙しくしていました。順に報告させていただきます。


4月25日(水)は、ラポールひらかた で、平成24年度 枚方・交野地区更生保護女性会総会 が開かれました。
会長挨拶、来賓の祝辞などを経て、 ~つながりの心をもとめて~「被災地釜石市の学校に“心のケア”で派遣されて」というテーマで、臨床心理士・スクールカウンセラーである本多利子先生の講演がありました。
本多先生は、私が尊敬する先生のおひとりで、教育に関すること、男女平等のことなど多くのことを教えていただきました。
私が中学生の時は、社会の先生でしたが、同僚となってからは、英語を教えておられました。
在職中に大学院に通い、臨床心理士になり退職され、スクールカウンセラーとして、学校現場に戻ってこられました。
昨年3.11の後、2か月後に、府教委から 心のケア として、釜石市に派遣された時のことを 映像とともに話されました。釜石中学校は、地震の被害だけで津波の影響がなかったために、避難場所として、そして学校としても運営されていたわけですが、そこに 津波でつぶされてしまった釜石東中学校も同居していたそうです。
校内の至る所に、他所からのメッセージが掲示されていて、その言葉にどれだけ生徒たちが喜び、元気づけられているか、を知らされたそうです。
一週間の滞在で、何ができるか、と悩んでおられたそうですが、大阪弁の「しんどいねん」という言葉について生徒たちに語られたそうです。東北には、「しんどいねん」にあたる言葉がないそうです。「しんどい」時に「しんどいねん」といっていい、ことを伝えたそうです。
津波に街そのものが呑み込まれていく映像は、いつみてもつらくて怖いです。自然災害の恐ろしさに委縮してしまいます。
子どもたちの作文なども紹介していただき、そして、釜石市から修学旅行に大阪に生徒たちが来た話、3月の卒業式に出席してきたことなどを聴きました。
本多先生は、大阪の高校生に釜石中学校・釜石東中学校の生徒たちからのニーズを伝え、そして高校生のみんなはそのニーズに応えるために動いていきました。そんなつながりの素晴らしさにも触れられました。
その人がどのように生きていくのか…それを支えるのは、やはり「ひと」であり、聴くこと、受け入れることの大切さを強調されました。
更生保護女性会でも、カンパを募り、釜石中学校に義援金を送るそうです。
私は、講演が終わった時点で、会場を出ましたので、実際の総会には参加できませんでした。


 


その後は、ホテルアウィーナ大阪に於いて、日政連大阪議員団の集まりに参加しました。
日政連議員というのは、日本民主教育政治連盟議員の略です。日教組・大阪教組と政策協定をおこない、推薦を受けています。


島本町、高槻市、八尾市、池田市、豊中市、大阪府、そして枚方市のそれぞれの議員で、今年度の予算や教育にかかわる主たる施策などの報告をし、意見交流などを1時間半ほど行い、その後、日政連大阪議員団及び大阪教組・関係単組役員学習会 が開会されました。
一部は学習会で、教育関係2条例の詳細と今後のとりくみの方向性について、大阪教組石田書記長から説明を受け、府議会の状況などを森議員から聴きました。
3月23日、大阪府議会で、結局知事提案の教育関連2条例、「大阪府教育行政基本条例」「大阪府立学校条例」は賛成多数で可決されました。府の条例であっても、市町村に大きな影響を与えることになるようです。特に、「大阪府立学校条例」では、学区制の撤廃、府立学校の統廃合、校長の公募、授業評価など多くの問題点があります。子どもたちにとって大切なことは何か、を中心にこれからも考えていかなければならないと思っています。
二部は、懇親会となり、竹内枚方市長も参加され、食べて、飲んで、話して、楽しく時間を過ごしました。