2月17日は、盛りだくさんの一日でした。
戦時中砲弾などの兵器用火薬を製造する「香里製造所」が、現在の香里団地一帯にあったのですが、唯一妙見山の煙突が当時のまま残っています。その煙突と、香里製造所に学徒動員された当時の女学生が有志で、その煙突山の前の公園に建立された「非戦の誓いの碑」を、27日(土)に「ピースウォーク いくよ!」で見学します。
その事前学習で、香里団地の公園に残る戦争の遺物を求めて、枚方市平和(戦争遺跡)ガイドマップを頼りに、香里ケ丘南公園・観音山公園・桜公園を回りました。
香里ケ丘南公園は、ガイドの写真もいまいちわかりにくいので、結局わからなかったのですが、建物があった跡はよくわかりました。
そして、3時半からは、枚方市中央図書館平和資料室に行き、市教研社会科班に入れてもらって、常設展示「禁野火薬庫爆発」パネル展を、市史資料調査専門員馬部さんから説明を受けながら見学しました。
その後会議室に移動して、枚方市教育委員会が出した市制60周年記念「発信!!タイムマシン ひらかた号」という冊子についてお話を伺いました。
七夕伝説、伝王仁墓、アテルイの話などが載ってある冊子ですが、観光資源があまりない枚方市にとっての町おこしという感じで、市議会の中で強調されてきた内容です。確かに、学校でも子どもたちに教えるべきだ、という意見が述べられていた記憶もあります。
単に読み物として、個人が出されるのはいいのですが、客観的事実に基づいていない内容を学校で枚方市の歴史として扱っていいのか、てことですよね。実際冊子を手にした時、「やっちゃった」て感想を持ったんですが、周りの雰囲気からはそのようなことは言い出せないでいました。
「被害者はこどもですよ」という言葉に、反省してしまいました。
興味深い話に時間はあっという間に過ぎてしまいました。

夜は、エルおおさかまででかけ、日朝市民連帯・大阪4周年集会に参加しました。
福岡県をはじめ、兵庫や京都の日朝友好運動の取り組みの報告を聴きました。
特別アピールで、東大阪にある大阪朝鮮高級学校のグラウンド問題の裁判結果報告、4月からの高校無償化のことで、始めはすべての学校が対象になっていたのに、最近、朝鮮学校のみ対象から除外するようなことがもれ聞こえている、という報告を受けました。
それは言語道断で、あってはならないことです。日朝国交正常化がまた程遠くなる話です。
「子どもたちの学ぶ権利」は、何によっても差がつけられるものではありません。
ただでさえ、助成金も認められていない状況なのに…ということで、そんなことにならないように、しっかりがんばらなければならない!ということが確認されました。