6月21日(土)つながる歌つながる舞つながるいのち戦争と女性の人権博物館建設のためのチャリティーコンサートがエルシアターで行われました。
日本軍性奴隷問題、いわゆる「従軍慰安婦」問題に私たちはしっかりと向き合っていかなければなりません。
その問題を解決することは、被害者の尊厳回復とともに、平和な社会の実現にあります。
また、被害者のハルモニたちも自分たちの被害体験が二度と繰り返されてはならないことを切望し、正しい歴史を残し、そして日本政府の正式な謝罪において人間としての尊厳の回復を望んでいるわけです。
高齢の為に、多くのハルモニ達が亡くなっていってます。ハルモニたちには、残された時間はあまりありません。
韓国ソウルに建設が予定されている「戦争と女性の人権博物館」は、まさにハルモニたちが待ち望んだ施設となります。
コンサートの収益金はすべて建設費用に充てられるとのことで、コンサート会場は満員でした。
集まっている人たちの思いはひとつ、ということの信頼感がまたコンサートを盛りあげることになったと思いました。
朝鮮にルーツを持ち、日本で生まれ育った3人の女性アーティスト、安聖民(パンソリ)、趙寿玉(サルプル舞)、李政美(シンガー)それぞれ本当にすばらしかったです。
そして、キル・ウォノクとイ・ヨンスハルモニも登場し、本当にすごくよかったです

ぜんぜん違う話ですが・・・
「ちりとてちん」というNHK朝の連ドラをとても気に入ってみていました。
小浜から、自尊感情の低い女の子が、専業主婦であるお母さんみたいになりたくないと大阪へ出て行き、そこで落語にであい、女性落語家になっていくわけですが、
最終結果子どもができたことで、落語家を捨て「お母さん」になることを選んでドラマは終わりました。とても私にとってはショックな終わり方で、それで全てが損なわれてしまったのです。
そんなで、ドラマて結局ちっとも昔と変わっていないんだ・・・
と思っていたのですが、
4月からのドラマ「ラストフレンズ」は異なりました。
DV、性同一性障害、性虐待など、それぞれ様々な背景を持つ若者がシェアハウスで生活しているのですが、DV被害者の女性が子どもを持つことで、シェアハウスに最後残った二人が結局その女性の子どもの親になろうと、家族になろうということでドラマは終わったのです。はしょっていますが、いろんな家族の形がある、ということを最後に表現してくれたことがうれしかったです。