3月15日大阪市立浪速人権文化センターにおいて、同和問題解決・人権政策研究大阪集会が開かれました。
「人が人らしく 暮らせるための 社会や行政の ありようを考えよう」と言うことで「格差貧困」がテーマとなっていました。
北口末広さん(近畿大学教授)が基調提案をされました。
1)今日の部落問題・人権問題を取り巻く状況  2)今日の部落差別をどう捉えるか  3)部落問題・人権問題の今日的状況と研究課題 について話されました。教育・福祉・人権のセーフティネットを確立していかなければならないということですよね。
記念講演は、「現代の貧困と行政の人権的課題」という題で、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長である湯浅 誠さんが話されました。
多様化する相談事例から、貧困の問題を提示され、セーフティネットがほころんでいる状況を報告されました。
今日本の社会においての貧困化を政府は認識していないこと、まず認識させなければならないと…
貧困の背景は、教育課程・企業福祉・家族福祉・公的福祉・自分自身からの5重の排除であると…
憲法25条(生存権)と9条(戦争放棄)をセットで考えていかなければならないということにもなるほど、と思いました。貧困の社会は戦争に対する免疫力がないということです。
格差社会、貧困の問題は、自己責任ではなく、政府によってつくられたものです。
特に小泉政権の時の規制緩和が大きく影響しています。
経済界の求める安価な労働力を生み出すために…
反貧困の動きに私もしっかりつながっていきたいと思っています。


18日は小学校の卒業式でした。
卒業証書を授与する時に一人ひとり、中学生になったら…とか、将来の夢は…
を発表してくれます。
子どもたちが明るい未来を歩んでいけるように、私たち大人は、大人としての責務を果たしていきたいですね。